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III. 持続可能な発展〜いつまでも続けられる里地づくりを〜
6. 環境と経済をつなぐ鍵〜生活文化とアセスメント〜
地域の経済活動が活発になり、ライフスタイルも変化してくると、自然環境が壊れていく。そんな例がこれまでいくつもありました。しかし、こうした経済活動は決して長続きしません。地域づくりは地域の自然環境があってこそ成り立っているのですから。
地域づくりを長続きさせるためには、まず、地域の環境をよく知り、そこに合った経済活動やライフスタイルを選択することです。そこで鍵になるのは、地域の人々が受け継いできた環境とのつきあい方の知恵である「生活文化」ではないでしょうか。水の使い方、いきものとのつきあい方、土地の管理の仕方…地域ごとに異なる生活文化の中から、それぞれの地域で環境と人間の活動を両立させるヒントを見つけだしていきましょう。
その上で、地域づくりを行うに当たって、計画・構想段階から実施後に至るまで環境への影響を考えることが必要です。新しい事業やライフスタイルが、地域の水、大気、土壌、ゴミ、それまでの暮らしにどのような影響を与えていくのかを話し合い、評価しながら計画・構想を練り、取組の実施中・実施後には環境への影響をチェックしてみましょう。また、こうした環境情報の公開を目指しましょう。
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