里地絵本：p3

top > 里地とは？ > 里地絵本 > p3：田植えの頃

	動物の引越気温が低く食べるものの少ない冬を、土の中や葉の下で冬眠して過ごす動物たちも少なくありません。春になったらからどこにでてくるのでしょう？　水路と畦、雑木林と水田、せまい範囲の中にいろいろな環境がある里地里山は、冬はここ、春はここ、といくつかの場所にまたがって棲むのが好きな生き物にはうってつけのところです。			■田んぼはこんなところ・映像で見よう

	田の草取り田植えが終わると、稲も生長しますが、同じように雑草も生えてきます。イネとそっくりなヒエ、ハート形の葉のコナギ、やじり形の葉のオモダカ。放っておくとどんどん増えるので、根っこごと抜きます。抜いた草はまるめて土に埋めて稲の栄養に。腰をかがめての作業はなかなかキツイ！　農薬を使わないお米づくりは大変なんですね。

	田んぼの生態系田んぼにはやがて水が張られ、植物プランクトン・動物プランクトンにはじまりたくさんの小動物が棲息するようになり。おたまじゃくし、ヤゴ（とんぼの幼虫）メダカ、ゲンゴロウ、ドジョウ、サギなどの鳥類などが食物連鎖という関係でつながっています。このつながりの輪が切れると自然界のバランスがくずれてしまいます。