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I. 里地からの出発〜基本は住民と地域の風土〜
1. あるもの探し〜地域を見つめなおそう〜
「身土不二」という言葉があります。身とは人間の存在、土とはその人が生きる土地の風土で、人と風土は表裏一体の関係であるという意味です。風土が人を育て、人が風土をつくります。それぞれの地域には、それぞれの自然、風景、文化、歴史、生活、産業があります。
何が、その地域やそこに暮らす人々を特徴づけているのか、まずは自分たちの「身土」を知ることで、里地づくりの第一歩がはじまります。地域外の人の協力も得ながら、地域を自分の足で歩き、ふだんは見逃しているなにか、モノやコトを再発見してみましょう。
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どんな地形をしていますか? どんな山や川や海や田畑がありますか? |
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どんな家並みですか? どんな生き物がいますか? |
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どんな昔話がありますか? どんな道具がありますか? |
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何を食べていますか? 道や山や辻の名前の由来を知っていますか? |
楽しみながら、多くの人とともに考え、話し、発見の喜びをもち、学びあって、はじめてそこから地域ならではの「里地づくり」がはじまります。
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