「木の伐採なんて初めて。」 間引きすると山に光がはいります
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「森林づくり三重」の皆さんの協力で 間伐が進みました
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| 間伐体験と里山散策 集落近くの里山は、昔炭焼きなどをするためによく通ったといいます。古田ではその道を「古田遊歩道」として整備し、訪れる人々に開放しています。この道を通って林に入り間伐体験をしました。作業場所は現在、針葉樹が植樹されていますが、手入れが出来ない状態が長年続き、木は細く林の中は暗く林床の草もはえていません。このように暗い林になると、降雨時などに表土が流出し、木も山も弱ってしまいます。林床にも光が差すくらいの間伐や枝打ちが必要です。このことを子どもたちにも伝えたうえで、実際に細い木の伐採体験をしました。ヘルメットをかぶっての作業、緊張気味でしたが、貴重な体験になったと思います。また間伐などの手入れを勧めるには、利用することが大事であることから、ここで間伐した材は、植樹の添え木としました。尚、森林ボランティアに2日間きてもらい、間伐を進めました。
帰り道には、休耕田を昔ながらの生き物たちの生息場所にと水を張っているビオトープに立ち寄って生物観察をしました。『ここ30年ほど前から各種の開発や暮らし方の変化によって、生態系にも変化が見られ、昔古田に棲んでいた昆虫や植物等が見られなくなってしまいました。そこで、農薬も使わない自然の場所をつくって、生態系の復活を目指して、それを観察していく場所をつくりました(ほうすけクラブ)』。ビオトープには、山の沢からの流水がはいっています。ほんの数分歩くだけでも、何種類ものトンボやカエルに会うことができました。
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