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第1回「トキの森を育てよう」
新潟県佐渡市月布施
平成16年7月24日(土) ※第1回目は、台風の被害で中止となり事務局と森林組合による保全活動のみとなりました。
トキの名前は、NIPPONIA NIPPON 日本を象徴する名をもつ鳥です。トキは、佐渡トキ保護センターで、順調に保護増殖が進み、2年後の平成18年から野生順化訓練が予定されています。トキの森づくりは、野生最後のトキがいた片野尾と月布施の間にある大隅山周辺に、営巣地となる森づくりを行う活動です。トキだけでなく、小中学校の環境教育の森、市民の野鳥観察の森にもなるように、広葉樹20種類、松枯れに対する抗体をもったアカマツを合わせて、平成15年10月、ボランティア200名で2000本の苗を植えました。
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トキの森 |
抗体性の赤松は順調に育っているか、広葉樹は大丈夫かと、昨年の冬は心配していました。5月に現地を確認した際は、冬場にウサギにつままれてしまい、20%程度の苗が絶望的かと思われましたが、春になって横芽がでて、7月時点では、苗は元気を取り戻していました。ポット苗で植えたために、ほとんどすべての苗木が育っていました。
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植樹前の風景
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昨年の秋の状態は、腰くらいの草丈の原っぱでした。この原っぱがヤブになる前に、地元の人たちは、木を育てたいと考えていた場所です。
今年の5月、地元の人たちが第1回目の草刈りを行いました。事前の準備を7月に行い、第2回目の草刈り作業を、こどもたちにお願いしようと準備していたとき、残念なことに、新潟県を台風が襲いました。当初予定したこどもたちによるトキの森の整備は、急遽中止して、事務局と森林組合で草刈り作業を行いました。
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楽しみにしていたこどもたち、ごめんね。でも、木はしっかり育てますよ。安心してね。
この作業を通じて、昨年200人で植えた苗、2000本は、今も元気に佐渡の山で育っています。
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