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寄稿レポート:糸長浩司の欧州エコロジカルレポート(7)
英国のサステーナブル・コミュニティ・デベロップメント
ご無沙汰しています。第6報を出して、長い夏休みを過ごしていたわけではありません。8月は実質的に研究・調査活動は停止していましたが、8月末から再開し、主に滞在地のバーミンガム市内及び、南ヨークシャーでのコミュニティ・デベロップメントに関する調査をしていました。その合間に、日本からのお客さんを案内したり、ストロベール・ビルディングのワークショップに参加したりもしていました。
さて、今回の第7報で調査報告は終了です。2回〜6回の報告は、雑誌「ビオシティ」の10月頃発売予定の最新号にビジュアルな形で掲載予定ですので、併せて読んでみてください。
今回の報告は、主に、ソフトな地域づくり、コミュニティとの関わり、自主的な共同活動、協同ワーク、金を使わない地域内での交換システム・LETS等について紹介しています。今回の主要なテーマである「エコロジカルな地域づくり」のハード面だけでなく、それを支える、ソフトな、社会、経済の地域的自立と共生のシステムに関してのものです。行政的政策的なものと、民間のボランティア、チャリティ、コーポ等での自主的な取り組みも併せて紹介しています。150冊余り購入した本と雑誌の抄録づくりを進めていますが、まだ、充分に消化し切れていない点もあり、不十分な報告となっていますが、ご了承ください。
日本の状況に関しては浦島浩司的になりつつありますが、民主党の党首選では鳩山がなるなど、世紀末の心配の種が多く出てきている感じですね。半年間はあっという間でした。日に日に時間が経つのが早く感じるのは、50才を少し前にした年の性でしょうか。
尚、日本での活動復帰は、10月の第3週から予定していますので、宜しくお願いします。
糸長浩司 日本大学生物資源科学部助教授
パーマカルチャー・センター・ジャパン代表
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