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以下は、「春夏秋冬」の挨拶文です。
僕が生まれた40年前、お父さんお母さんは、色々な遊びを僕たちに教えてくれました。
・どの木にカブトムシやクワガタがいるか
・どうすればサカナがいっぱいとれるか
・つり竿やソリの作り方、木の道具やおもちゃの作り方
・赤青黄緑の木の実のありかや花の首飾りの作り方
・おしろい花のお化粧、色々な葉っぱの色水とか
水たまりと小川、秘密の隠れ家、学校の裏山、神社の森。
むちゅうで遊んでいると、たくさんのことがわかってきます。
僕たちに、好き、嫌い、怖いがあるように、昆虫やサカナたち、植物や木にも好き嫌いがあります。
水辺に強いとか弱いとか。
葉っぱの中には、薬になる葉っぱや、おいしい葉っぱもあります。
生き物たちだけではなく、土や砂のことをよく知っていると固い泥ダンゴが作れたり、遊びもより楽しくなります。
この本は、僕が子どもの頃に遊んだ身近な自然の豊かさ多様さを少しでも多くの子どもたちに知ってもらうにはどうしたらいいか。また、三千年くらい昔から続いてきた地域の暮らしや文化、人と自然が織りなすさまざまな智恵をおじいさんおばあさんから、孫の代に引き継いでもらいたいという願いで作りました。
この画用紙ブックで、塗り絵をしながら、昔の遊びを子どもや孫に伝えてください。おうちで、そして、子ども会や、子どもエコクラブなどで、地域のおじいさんやおばあさんとともに、一緒に楽しんでいただければ幸いです。
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