渋沢丘陵散策路整備(2回目) 報告書

秦野盆地を一望できる渋沢丘陵は、かつては地域住民の生活に深く関わる里山として、人の手によって整備されてきました。しかし近年、 里山の経済的役割の縮小とともに整備が行われない場所が広がってきています。
長年放置され、通行できない状況であった散策路を整備することにより、渋沢丘陵の魅力を高め、 自然にふれあう機会を充実させることができると期待されます。

日 時 平成18年6月18日(日) 9:00~15:00
場 所 秦野市渋沢地内 全長約400m(下図) 整備予定延長100m
渋沢丘陵散策路図

 

 

 

 

参加者 渋沢丘陵里地里山を楽しむ会 6人
     まほろば里山林を育む会     2人
     ボランティア養成講座       4人
     ボランティア応募者         3人
      秦野市                4人  総計19名


内 容
・ はじめに椎野恭治氏(まほろば里山林を育む会会長)から作業の手順・注意事項(雨天で足元が滑りやすくなっている)が告げられました。 今回は、伐採班が2名いるので効率よく杭・渡し木が供給できると思います。
・ 作業は、ボランティアが草刈り、渋沢丘陵里地里山を楽しむ会が階段づくり、まほろば里山林を育む会が木の伐採と手分けして行いました。
・ 1時間ほどでボランティアによる草刈りが終了し、階段づくりに合流しました。
・ 前回の経験から、作業用の道具に鍬・つるはし等を準備したため作業がはかどりました。
・ 整備予定延長100mの内、約60m程度まで43段(今回は27段)の階段整備が完了しました。
・ 残念ながら作業日が2回とも雨にたたられてしまいました。
・ 残りは比較的勾配の緩やかなところであるので、次回半日程度作業を実施することとします。(7月下旬~8月上旬)

【杭・渡し木を作るための伐採】   【杭として使うため先端をナタで加工】
伐採      加工

【渡し木の設置】            【43段完成!】
渡し木設置      43段完成

【未整備区】
未整備区1      未整備区2

2006年07月05日 [レポート]

上地区竹林整備活動 報告書

日 時 平成18年6月17日(土) 9:00~13:00
場 所 秦野市上地区三廻部 竹林1,600平方メートル
参加者 上地区竹林部会、竹林保全ボランティア、四十八瀬川自然村、炭焼き研究会、秦野市、
市外ボランティア 総計20名程度

【目 的】
・ 竹は、かつてはタケノコや資材として利用されてきました。秦野にも集落の近くに竹林がありますが、 最近は利用が減り放置されるところが増えています。放置された竹林は過密になり、景観が荒れ、表土を抑える力も衰え、 植生は単調化して生物多様性の低下を招きます。さらに放置すれば周囲にまで拡大してしまいます。このような竹林をもう一度整備し、 人が入れる、タケノコのとれる楽しい身近な竹林として再生します。
・ スギ植林地への竹侵入により、健全なスギ育成が阻まれている現状を改善するため、林内整備を行います。

 

【作業内容】
・ 平成17年11月26日に行われた竹林整備地域内の古竹搬出、 および今回の整備地である隣接するスギ植林地1,600平方メートルに侵入した竹の伐採と搬出をします。 別班として作業地および周辺竹林で収穫したたけのこを使い、たけのこごはん、焼きたけのこ、たけのこの味噌汁作りを行ないました。

挨拶 たけのこ

 

スギ植林地

・ スギ植林地1,600平方メートルの整備地内で青竹を切り、搬出します。竹林整備を行いつつ、 林内に芽生えているたけのこを当日のお土産と焼きたけのこ用に取ります。本日の昼食用食器にするために、竹皿用、竹お箸用、 味噌汁用の竹カップに青竹の一部をそれぞれ加工を施しました。今回の整備地での整備は以上で、 前回整備地に残されている竹の搬出メインに行いました。

  

タケリレー

・ 継続整備地からの搬出は、林内に置かれた古竹の位置から参加者がトラックまで並 び、バケツリレー式で搬出されました。 搬出された竹はトラックに載せられ、近隣の河原に運び焼却です。ここしばらくの悪天候が影響し竹に水分がかなり含まれてしまい、 作業後も焼却にかかりきるなど、燃やすのに時間がかかってしまいました。

・ 当日中に焼却処分できるだけの竹を搬出しても、林内にはまだ積まれた竹山が残っており、 すべてを林外に出すにはまだまだ作業が必要です。

  残された竹山 トラック搬出

 

・ 作業で汗を流した後は、地場産たけのこを使ったできたての昼食を皆でいただきました。 暑いほどの日差しの中で談笑しながらの昼食です。

ごはん2  おかず

たけのこごはん、たけのこのお味噌汁、焼きたけのこ。

ごはん ご飯タイム

 

前回参加者への郵便と泰野市内のセブンイレブンおよびイトーヨーカ堂に貼られたボランティア募集の用紙のみで参加者を募った結果、 10名前後のボランティアが集まってくれました。整備すべき竹林は他にもあり、ボランティアのリピーター率を上げ、 正常な竹林状態を取り戻し、今後の里地里山保全活動に活かすためには継続的な作業が必要です。

 

2006年07月04日 [レポート]

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