秦野市表丹沢野外活動センターがオープンしました。
神奈川県秦野市に、新たな里地里山保全活動拠点ができました。
これまで使われていた「くずは青少年野外活動センター」が老朽化したため、取り壊した跡地に神奈川県産材、
秦野市産材のスギやヒノキなどを使って新たに建設された施設です。
オープンは、2007年7月1日です。
この表丹沢野外活動センターは、
●青少年団体・学校・部活動等の野外活動、体験学習の場
●多くの人のふれあいや環境教育、森林ボランティアの活動拠点
を目的にしており、研修棟と活動棟では、宿泊、ホール、学習室、調理室などがあり、屋外ではキャンプ場、多目的広場などがあります。
研修棟に140人、キャンプ場に100人が宿泊可能になっています。
表丹沢野外活動センターのある菩提地区をはじめ、秦野市で行われる里地里山の保全活動拠点や、研修拠点、交流拠点として 今後、
環境プログラムの構築などを含めて取り組みが行われることになります。
もちろん、これまでの青少年の合宿や野外活動、体験も行っています。
■竣工式が行われました
6月30日、古谷市長をはじめ、関係した市議会、県議会、神奈川県、秦野市の財産区の役員の方々など160人が集まって竣工式が行われました。
秦野の観光和太鼓の演奏や、秦野産材で作ったアルプスホルンの演奏とともに、テープカットが行われ、その後関係者が施設を見学しました。
研修室、宿泊室がある研修棟は、秦野市産の材木で、活動室(ホール)や調理室のある活動棟は神奈川県産材で作られており、
どちらも入ると木の香りがして穏やかな雰囲気に包まれています。研修棟は二階建てで、バリアフリーのためのエレベーターも用意されていました。
冬場の暖房やお湯には、里地里山保全活動で出てくる間伐材をチップにして燃料にする大型の木質ボイラーが準備されています。
研修棟には、薪ストーブも用意されています。
このように、材木の地産地消や地球温暖化対策のための循環型エネルギーを学ぶことができるのもこの施設の特徴です。
宿泊者には、調理室で自炊したり、調理研修をできるようにもなっており、秦野の豊かな農産物を味わうことができます。
菩提地区の女性グループに頼むと、地場産の食材で料理を出していただけるそうです(要予約、有償)。
様々な目的で使える秦野市表丹沢野外活動センターを中心に、今後ますます秦野の里地里山保全活動が盛り上がることでしょう。
ぜひ一度いらしてください。
秦野市表丹沢野外活動センターについての詳細は、
http://navi.city.hadano.kanagawa.jp/kodomo/y-center/index.htm
2007年07月03日 [レポート]