ヤマビル・獣害対策としての里山整備(下刈り)
日 時 平成18年12月2日 9:00~12:00
場 所 北地区羽根
参加者 約65人
(羽根生産森林組合、横野造林組合、戸川・三屋生産森林組合、菩提生産森林組合・菩提滝の沢保存会、清水久保里山づくりの会、
市民ボランティア、秦野市)
昨年行ったヤマビル・獣害対策としての里山整備を継続して行いました。ヤマビルが落ち葉の下など湿った環境を好み、 藪はシカの隠れ場所となって里に近寄る原因となることから、里山を整備してその害を防ぎ、 親しみやすい里山環境を再生することを目指すものです。昨年、実施前後にヤマビル生息調査を行ったところ効果が高いことがわかり、 その数は3分の1に激減しました。整備の継続として、今回は落ち葉をかきやすくするため下刈り作業を実施しました。
地区グループごとに範囲を分担し整備を行いました。昨年はヤマビルへの影響を調査するため、落ち葉をかく区域/ 落ち葉をかいて残す区域/落ち葉かきをしない(整備しない)区域などに分けたが、効果があることが分かったため今年は残さず整備します。
昨年整備しなかった区域ではススキや笹が高く伸びているところもありましたが、地元住民らが各自草刈機を持参し、全て刈払い、 集積しました。枯れ木はチェーンソーで伐採、落ちている枯れ枝などはボランティアと市職員らが拾い集め、 落ち葉かきのしやすい状態を整えました。
作業面積は地主による自己管理地を含め3.4ha。 周囲にも各活動団体による管理地がありそれぞれ都合のよいときに整備することになっています。 昨年のボランティア養成研修を経て結成された新しい活動団体「清水久保里山づくりの会」は本日の作業に参加しました。
尚、市では昨年の実績をふまえて「ヤマビル対策ガイド」を作り市民らに配布しています。新聞に掲載されたこともあり、
外部からの問合せも相次いでいるとのことです。
2006年12月05日 [レポート]