北地区菩提 不動の滝周辺の散策路整
日 時:10月14日(土)9:00~15:00
場 所:北地区菩提不動の滝周辺
参加者:58名 (菩提滝の沢保存会29、神奈川育林隊15、ボランティア10、秦野市ほか4)
秦野名水100選に選ばれた秦野湧水の水源の一つである丹沢山麓の景勝地、「不動の滝」周辺を、 桜に彩られる美しい景観でハイカーや市民に親しまれる里山にすることを目指し、 今年11月に散策路周辺への桜の植樹を予定しています。今回は、植樹 に備えた下刈りと片付け作業を行ないました。
散策路入り口は、北公民から車で5分ほど林道を入ったところにあり、そこから徒歩で15分ほど散策路を登ると不動の滝に着きます。
朝9時過ぎに参加者が入り口に着いたときには、地元の方々が既に整備を始めており、チェーンソーの音が聞こえていました。
はじめに滝の沢保存会会長と秦野市より作業の主旨と手順について説明があり、その後、下(散策路入り口周辺)、中ほど (散策路途中の沢沿い)、上(沢から上へあがる階段周辺)に分かれて作業を行ないました。
チェーンソーを持っている人が伐採し、手作業で枝をはらい片付けを行ないました。現場は急斜面が多く、 支えがないと滑り落ちそうな足場の悪い中での作業でしたが、事故もなく無事に作業を行なうことができました。ただ、 作業がハードなだけに指示者が不足し、ボランティアは少々右往左往する場面も・・。地元の方と育林隊のみなさんは、 さすが慣れているだけあって手際よく作業を勧めておられました。
作業前の状況では、高木が若 干あったほか、人の背丈を越える高さの潅木が密生し藤がからみついていましたが、 カエデなど見栄えのする樹木を残して整備し、一日で見違える景観となりました。沢周辺も、覆いかぶさる枝や倒木を整理し、 美しい渓流があらわに。桜植樹ポイントの印つけも行ない、翌日に予定していた作業まで終了できました。
昼休みには皆で不動の滝を見学に行きました。木立の中で岩盤を簾状に落ちる高さ15mほどの滝で、水しぶきが上がり、 荘厳で冷涼な場所です。滝の傍らには、岩を掘り込んだ祠にお不動様が祀られており、隣に観音様と「村内講」 と彫られた小さな石の祠があります。年に一度、地区の方々が集ってお祭りをするそうです。不動の滝の水は、菩提地区を流れる新田川に注ぎ、 葛葉川、さらに金目川に合流します。
2006年10月17日 [レポート]