渋沢丘陵散策路整備(1回目)
渋沢丘陵散策路整備(1回目)
秦野市街を一望できる渋沢丘陵は、花や緑を楽しむハイキングコースとして市内外から多くの人が訪れます。渋沢丘陵には、
整備が必要な里山林や散策路がまだまだあります。そこで渋沢丘陵の魅力を高め、自然とふれあう機会を充実させるため、
散策路の整備を行います。
日 時 平成18年5月28日(日) 9:00~14:15
場 所 秦野市渋沢地内 全長約400m 整備延長約100m
参加者
渋沢丘陵里地里山を楽しむ会 5人
まほろば里山林を育む会 2人
ボランティア養成講座 5人
ボランティア応募者 2人
秦野市ほか 4人 計18人
・散策路(階段部)の設計をしていただいた石井昇氏(渋沢丘陵里地里山を楽しむ会会長)から作業の必要性と手順の説明がされた。 石井氏は、本散策路だけではなく周辺の里山整備活動もされている。
・石井氏による散策路整備手法についての説明:
整備区間の落葉除去
周辺にある木を伐採し、階段に使う杭及び渡し木をつくる
清掃整備した道に杭を打つ穴を2箇所掘り、杭(40cm~45cm)を打ち込み、
1.2m~1.5mの木をその間を渡して階段をつくる。
杭の高さは20cm程度、踏み込みは30cm~35cm程度とする。
散策路の傾斜にあわせて階段を作ることにより、土砂の運び出しを少なくする
水を逃がすための水道をつくる。
・作業は渋沢丘陵里地里山を楽しむ会の会員2名が草刈機を使い散策路の利用に支障となる笹や道に張り出している枝を除去した。 同時にその他のボランティア参加者によって散策路に厚く堆積した落ち葉をスコップですくい、それをバケツに入れ、両側の山中に散らした。
・落葉の除去によって、赤土がむき出しになり、傾斜が急なところは散策路がさらに滑りやすくなり、 やはり階段設置が必要であると感じた。
・チェーンソーを使える人が少なく(1名)、杭及び渡し木を作る作業を円滑に進めることができなかったため、 階段整備の作業が滞ってしまった。
・土が硬く、かつ湧水が多いため、杭を打ち込む穴を掘るのに苦労した。
・午前中は階段整備の役割分担が明確でなく、効率よく作業を進めることができなかった。午後から、分担と作業の進め方を見直し、 午前より円滑に作業を進めることができた。
・ 整備予定延長100mの内、約30m程度、16段の階段整備が完了した。
午前中は小雨が降るなかの作業ということもあり、迅速に作業を進めることができなかった。
午後からは天候の回復と作業手順の見直しが行われたこともあり、効率よく作業が行われた。
←左:石井氏から階段作りの説明、右:落ち葉が堆積した散策路
←スコップを使って落ち葉を回収
←階段作り作業
←左:16段の完成、右は雨水などを逃がすための水道
2006年05月30日 [レポート]