ゲンゴロウは、昔どこにでもいたけれど、最近は、滅多に出会えません。
昨年は、ゲンゴロウとの出会いが良くて、北海道当別町、山形県戸沢村、福井県越前市の3カ所で、運良く出会えました。 写真がとれたのは、北海道と山形だが、どうしてみんなが、ゲンゴロウ、ゲンゴロウと騒ぐのか、その秘密は、出会えてはじめてがわかりました。
水生昆虫の中では、まれに見る美しさ、ほれこんでしまいそうな、容姿だったんだと。福井大学の保科先生が、 ゲンゴロウを守ろうといっても、一般の人から見ると、ゴキブリに似ているから、協力が得られにくいとか、聞いていましたので、 やはり出会えて、手に触れて見ないと、わからないものですね。

北海道当別町で見つけたゲンゴロウ。水草のある深い水路で見つけました。
山形県戸沢村の深い自然の溜池で見つけたゲンゴロウ。
ガムシとの明確な違いは、足ひれです。ガムシは、カブトムシやコガネムシと同じ足をしていますが、ゲンゴロウは水かきの足です。
北海道で、水路に帰すさいに、太陽の光を受けて輝きを見せてくれました。
同じくめったにあえないタガメですが、まだ、写真に収まっていません
小型のゲンゴロウや、ミズカマキリ、タイコウチには、よくあえるけれど、大型のゲンゴロウとタガメは、ほんとうにあえません。
大型の生き物が生息できるためには、溜池や水路の土壌、微生物、珪藻類、小型の水生昆虫などが豊富に生息していて、 食物連鎖がしっかりできあがっていないと、だめなわけです。
人間をのぞく全ての生き物は、他の生き物のために存在しあっていて、どれか一つが絶滅するということは、それを支える生き物たちと、 そのいなくなる生き物が支えていた生き物たちが、いなくなってしまうことを意味するんですね。
このように変化したのは、生き物の中で唯一、他の生き物のために存在していない、ヒトの行動によるものです。
田んぼや水路、溜池を見て、どの生き物が、生きてこられたかは、まさに、生態系の豊かさの尺度、自然度を、 あらわしています。
できるところから、もう一度、生き物とともに、ヒトが生きられるように、変えてゆく、そのために、 できることからみんなもやってみませんか。
だからというわけではないのですが、私は、水辺へ行くと、つい、タモアミや釣り竿をいれて、生き物調べを始めてしまいます。 習性というか本能というか。ただ見ているだけだと、ストレスがたまってしまうような遺伝子をもった。種のようです。
でも誤解しないでくださいね。生き物をとって、絶滅させたり、移入種を放して、そこの生き物を絶えさせるような方法での、 生き物調べや、つりはダメですよ。かえって、絶滅させてしまいますので。
生き物調べをして、どうしたらもっと、生き物が増えるのか、みんなもやってみませんか。すっごく、楽しいですよ。さかなつりも、 生き物調べとして行うと、立派な調査だと思います。(遊びすぎの言い訳!)
でも、一人で行うと危険なこともあるし、カメラを水の中に落としてしまうこともあるので、みんなで、行いましょう。
(写真は、ゲンゴロウがいた戸沢村の溜池)



