「うららが創る里地里山寄合会議」が行われると聞いて、福井県越前市(旧武生市)に向かいました。会合は夜行われるため、 夕方の2時間、地元の方々と、自然散策風の地元学を行いました。
午後の2時30分、エコビレッジに、地区の方々が数名集まってきました。福井県庁、越前市役所、アベサンショウウオの先生、 環境学習を地域に広めているスタッフ、10数名が集まり、ほんの3時間弱の時間を使った地元学調査を行いました。福井県越前市坂口地区。 福井県が「人とメダカの元気な人づくり」をテーマに、希少種の保全を行っている地域です。この地区での発見を、報告するのは、 皆さんの地区でも、短時間でもいいので、同じような視点(まなざし)で、地域を見つめ直して欲しいからです。ですから、 散策して驚いたポイントのみここでは報告します。
坂口地区の田んぼには、全部、イノシシよけの電気柵で覆われていました。もうひとつ、 サギ除けのテグスが張られている田んぼも目立ちます。ここは、イノシシとサギがたくさんいる地域のようです。
散策して200m足らず、山の斜面に 山ゴボウが自生していました。それもたくさんあります。この葉っぱは、5月が旬で、 草餅や 草団子に使ったよと、一緒に歩いていたお母さんが教えくれました。思わず団子?それとも餅?と聞き返してしまいました。
ヨモギは、4月下旬から5月初旬で、山ゴボウは、5月中旬から下旬。越前西部では、旬の移り変わりとともに、ヨモギから山ゴボウへ、 と、だんごは、粉からついたもの、 餅は、餅米をついたも、と旬の草団子と草餅をつくっていたそうです。
周囲の山、特に、人工林の手入れは行き届いています。そのためか、
ササユリをはじめとする里山の魅力的な植物がたくさん見つかりました。
屋敷には、西日をさけるためのブドウ棚もありました。 ブドウによる日陰づくりと、栽培には
感動しました。家の前の畑では、キュウリの栽培に、 竹の枝ではなく、雑木の枝が使われていました。
一緒に歩いているお母さんの家の玄関は、「ベンガラ塗り」という赤い顔料が塗られていました。
今 流に言えば、防腐材ですが、こちらは人間への害はないのではないかと思います。 この家の蔵には、味噌、醤油、
漬け物などの樽がたくさんありました。
屋敷の裏では、熊の爪痕と、空けたばかりの鳥の巣穴がありました。
直径7cm大きな鳥の巣です。キツツキの一種でしょうか?。道ばたの、この二つの爪痕、クマと鳥は印象的でした。そのすぐ上空を、
サシバがペアで富んで行きました。すごい、サシバだ。・・・
これは、雪の下です。先週、神奈川県城山町でごちそうになったばかりですが、 こちらのは、2週間後のユキノシタですが、 やや 小さめ、食すには最高のサイズでした。ユキノシタの花も見つけました。
サルナシと桑 の実、エンレイ草もみつけました。ミョウガ、ミツバ、サンショウも野道にありました。随分あるなと驚き。
ミョウガは、普通、土からでてきた芽を食べますが、茎の出たてのこのサイズは、最高です。柔らかくて、アクがなくて、私の大好物です。
そのまま、土を払い、一皮むいていただきました。根から茎の白い部分からやや緑味のあるところまで、食べられます。
味噌をつけると最高です。
水田の畦の脇に、イチジクをみつけま した。畦の畑です。 この2時間の散策で、
見つけた動物は、タモアミをもって、 下ばかり見ていたので、カエルとオタマジャクシが主でしたが、
他にもたくさんみつかりました。 もっとも、 食べるものの方が本当は見つかったかもしれません。
(上空)サシバ、ツバメ、(陸地の足跡)クマの爪痕、イノシシ路、(水辺)ドンコ、
ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、ツチガエル、シュレーゲルアオガエル、オタマジャクシ(中)(小)、オニヤンマ、
ギンヤンマのヤゴ、ミズムシ、ヨコエビ、マルタニシ、カワニナ、サワガニ、カゲロウの幼虫多数、シマヘビでした。



