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川を巡る最近の話題(3月16日号)

 第4回世界水フォーラムが本日から開幕します。ご存じの方もおられると思いま
すが、前回第3回大会は3年前に京都・滋賀・大阪で開催されました。当時、私
は、子ども水フォーラムの事務局の一員として運営に関わりました。このフォーラ
ムで一番印象に残っているのは、シエラレオネの子どもが、子どもが水瓶を頭に載
せながら水くみをしている写真を見せながら説明した言葉でした。「この子は8才
ですが毎日片道4kmの距離を一人で水くみをしています。内戦の国でこのことが
何を意味するかわかりますか?」と言い、一呼吸おいて「連れさらわれようが、レ
イプされようが、誰も助けには来てくれませんが、生きていくためには毎日水くみ
をしなければならないのが現実です」。頭をがつんと殴られたような衝撃でし
た。このほかにもたくさんの報告がありました。いかに我が国が水だけでなく平和
に恵まれた国であるか実感しました。
 第4回大会には日本から子ども水フォーラムへ7名の子ども達が参加しま
す。きっと得難い体験をしてくることと思います。
 子ども水フォーラムの事務局は、河川局、河川環境管理財団、ユニセフ本部、市
民団体、ガールスカウト、勝手連的応援団(新聞記者、アナウンサー等)等、まさ
に寄せ集め集団そのものでした。事務局員もいろんな影響を受けました。事務局の
根本さんは今、ユニセフ職員として、シエラレオネに駐在しています。また、毎日
新聞社の谷さんは、その後も子どもと川の関係の取材を行い、いくつかの冊子を作
成しています。直近では、「いのちはつながっている」という小冊子(発行は環境
省)があります。残念ながら、この冊子が彼の遺稿になりました。水フォーラムと
いえば、いろんなことを思い出します。

このメールに対しては毎回20通程度の返信があります。水フォーラム関係で沖様
から次のようなメールをいただいています。

(以下メール本文)
いつも情報提供ありがとうございます。こちらから少し情報提供です。

丸善よりThe Atlas of Waterの翻訳「水の世界地図」が出ました。国連
等のデータに基づいて、世界の水問題に関して、国際的な場で議論され
るような話題がバランスよく網羅されており、親しみやすいビジュアル
な世界地図の形でまとまっている本だと思い、監訳を引き受けました。
世界の水問題に関する数値も随所に挿入され、巻末には各国別主要統計
やデータソースのURLなども掲載されています。詳細の紹介を

http://hydro.iis.u-tokyo.ac.jp/~taikan/WebRep/2006/WaterAtlasIntro.html

に置きました。訳でも著者割引、というのはあるそうで、ご希望の場合
には2割引で仲介できます。まとまった部数のご購入をお考えでしたら
どうぞご連絡ください。もし、第4回水フォーラムへ参加されるようで
したら、水問題の論点を一通り整理しておくには役立つことと存じます
ので、内容をご確認の上、周辺の皆様にもお知らせいただけると幸いです。


※新しく「川を巡る最近の話題」メールを送信させていただいた方へ
河川局では、河川行政に係る情報をメールを使って提供させていただいていま
す。私共にアドレスをお知らせいただいている方々に送信しています。今後も適宜
送付させていただきたいと思っております。もし、不要の方はお忙しいところ恐縮
ですが、その旨返信いただきますようお願いします。

3月15日号の内容
====================================
○水フォーラムのホームページはこちら
 明日から、メキシコにて世界水フォーラムが開催されます。日本水フォーラムの
ホームページでその模様が速報されます。また、フォーラムに関する情報は第4回
世界水フォーラムの公式ホームページで知ることができます。どのような議論が繰
り広げられるのか、興味のある方はのぞいてください。

・日本水フォーラム事務局
 http://www.waterforum.jp/jpn/
・第4回世界水フォーラム事務局
 http://www.worldwaterforum4.org.mx/home/home.asp


○第3回身近な水環境の全国一斉調査の参加者募集がスタート
 第2回調査では595団体が3288地点で一斉水質調査を実施。まだ、地域に
よっては調査地点数が少ない地域もあります。調査キットなどは事務局から送付さ
れます。是非、応募の方よろしくお願い致します。

http://www.mlit.go.jp/river/kankyou/research/index.html
(第2回調査結果、第3回募集要項等が載っています)

○河川に関する用語の見直しに着手「洪水等に関する防災用語改善検討会」がスター

 「危険水位」、「警戒水位」、「特別警戒水位」、「計画高水水位」の違いを言
うことができるでしょうか?、また、低い順から並べることができるでしょうか?
 洪水時に的確な判断をするためには言葉だけで概念を十分伝える必要があります
が、十分でありません。このための見直しがスタートしています。改善した用語に
ついては平成18年出水期から試行します。
 また、防災用語が報道記者にどの程度理解されているかという調査結果も報告し
ています。

http://www.mlit.go.jp/river/rireki/index.html
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai/bousaiyougo/060223/ref2.pdf
(9ページ目以降に報道記者への聞き取り結果があります)

○ハザードマップをどこの市町村が作成しているのか? 最新情報がわかります
 ハザードマップの作成状況等をひとまとめにした「洪水・はん濫情報の所在地情
報(クリアリングハウス)」を作りました。「クリアリングハウス」とは、どこの
どのような情報があるかを示す掲示板のようなものです。紹介が遅れましたが、水
防法の改正(H17年6月)後から公開されています。

http://www.mlit.go.jp/river/rireki/index.html

○現在検討を行っている委員会、検討会について
 河川局のホームページにおいて、委員会・検討会の情報を発信していますが、時
系列であり、一体どの程度の委員会が動いているのか全体像がわかりにくいと思い
ます。現時点で動いている委員会は次の通りです。ホームページ検索の際に役立て
て頂ければと思います。

 ・歴史・風土に根ざした郷土の川懇談会
 ・洪水等に関する防災用語改善検討会
 ・湖沼水質のための流域対策検討会
 ・土砂管理検討会
 ・安全・安心が持続可能は河川管理のあり方検討委員会
 ・多自然型かわづくりレビュー委員会
 ・水防活動の技術向上等に関する検討会
 ・土砂災害警戒避難に関わる前兆現象検討委員会
 ・火山噴火減災対策に関する検討会

 

2006年03月17日 | 川の再生