森里川海フォーラム | 市民連絡会 | メンバー | 団体登録案内 | 森里川海 | 森の再生 | 里の再生 | 川の再生 | 海の再生 | イベント案内 | リンク | 関連法案

« 港湾、河川における自然再生と里地里山自然再生の違い | TOP | 12月16日のコンセプト会議後の交流会 »

第2回 森里川海フォーラム 12月16日 13時~17時 (神谷町)のご案内

日時:2005年12月16日 13時~17時
会場:神谷町 日本環境協会 大会議室(定員100人程度)
主催:自然再生を推進する市民団体連絡会
共催:地球環境パートナーシッププラザ、森づくりフォーラム、里地ネットワーク、全国水環境交流会、海辺つくり研究会

内容:森里川海のコアメンバーより、これまでの経過報告と、各分野数名をゲストに招いてのフレーム議論を行う。
ゲスト案は以下の通りです。
・森の自然再生 :木俣知大+渋沢寿一+原島幹典
・里の自然再生 :吉本哲郎+福留脩文
・川の自然再生 :山道省三+福永泰久+飯田幸一
・海の自然再生 :木村尚 +

テーマ 「つながりの解明と自然再生運動の構築」

フレーム1~10を順次検討する(全部は不可能かと思いますができる限り網羅したいと思います)
1.分断された概念を、境界線から解きほぐす
・「境界」を列挙する
・「境界人」を列挙する
・「境界緩衝域」を列挙する
・「境界緩衝型生業」を列挙する

2.分断されたことで生じた障害を解きほぐす
・水の流れ
・土砂の運搬
・生物の移動
・人の関わり(生業、狩猟、採取、遊び)

3.空間的に再構築する
・空間的に描写する(二次元)
・時間軸から描写する(三次元)
・物質に注目し描写する(栄養塩、ミネラル、・・・)
・断面で描写する(川と水と河床)
・モノと素材を空間で表現する(船と木と森)

4.景観とは「生きる景観」と定義する
・暮らしの中からつながる要素を列挙する
・長老への聞き取りから整理する
・1年を通じた山里川海の暮らしと自然への働きかけをモデル化する

5.幸福像の仮説を設ける
・幸福像の要素を列挙する
・再生された自然の中で暮らす人の幸福像をモデルとして構築する
・上記以外の幸福像のモデル化

6.フィールドモデルを試行する
・自分というモデルを設定する
・領域、空間の全体性、生活、食物からみた全体性。
・空間全体を保全する概念を構築する。

7.自然再生地域を開放する
・国有地ないの行政による再生事業
・国有地の専門家への開放 
・国有地の市民への開放
・私有地の地権者による再生事業
・私有地の市民への開放

8.運動展開プログラムを開発する
・学校でのプログラムを構築する
・市民体験プログラムとして構築する
・エコツアー、体験ガイドコースとして構築する
・異なる主体の参画プログラムを考える
・再生のテーマや拠点を設定し、展開案を構築する
・ハードで解決するモノがあるかいなかを考える

9.組織を整える
・テーマ別に協議会等の推進組織を構築する
・支援組織の概念を再構築する

10.その他の視点
・これまで構築した中のどの部分を壊すか、壊せるかを考える
・許認可の壁のどの部分を壊すか、壊すことで何を構築できるかを考える
・情報公開の徹底は、一番最初に企画を設けた人の名前を公開するまでの情報を公開する
・支援措置を考える
・委託、指定管理の検討を行う
・教育目的と総合学習の関係を考える
・モニタリングと管理をすることは最低限のマナーと位置づける(特に公共事業)


(資料1)
第1回 海里川海フォーラム(研究合宿) (2005年9月3日、4日)
参加者からの提案を以下の4つの視点で整理した経過報告です。
■:課題
◆:方向
●:提案
▼:例示

森(木俣、原島、川又、矢作川、澁澤)
<原島>
■森が、暮らしにつながっていない
◆森を自分の責任で次につなぐ
●いろいろなことを同時平行で小規模に続けていく。一見かけ離れていても、当面のゴールとぶれなければいつか結びつく。
▼①地域に根ざしているかどうか、気候風土、文化
②先人の知恵に学んでいるか、人間がそこの自然と接してきた中で培われてきた知恵や技術を学ぶ
③ヨソモノ(外部の人の目を入れる、自覚する、外からの目を意識して気づいていく)
④地域を維持する 後継者がいなくなった祭りをどうつながるか、子どもの教育
<川又>
■県産材は2%も使われてない。丹沢で林業するのは100名しかいない。森の手入れが行われていない、鹿で林床植生がない。
◆林業の問題は、自然と社会と経済が複雑にからみあい問題の所在がわかりにくい。
●若い世代を対象に「森林教室」ひらいている。
▼間伐をしてない場所としている場所の比較を子どもたちに現場で教えている。
森に親しむ活動、竹食器、ピザつくり、炭焼きなどで循環することなどを伝えている。「
<丹羽>
■殆ど山主は素人同然、都会人とかわらない。
◆山の楽しさと科学性を繋げられるのは、われわれボランティア。
・山主や都市住民に山は素晴らしいと自覚してもらう。山主が自覚すれば自分の山を手入れする。
●山川里海の健康診断、山川里海セミナー:異業種交流をして新しい流域循環型の事業を生み出す
▼植生、土壌調査をして、人工林てどんなのがいいのか考え、訴える。
<澁澤>
■木をきらないと、成長しない、青年期、壮年期の山にしないと豊かな山にならない。
◆人間側を自然の生態系の一部として立て直す必要がある。
●人間もふくめた再生、飯もくえないといけない、林業でくえる、エネルギー源、 食べ物ふくめて人間も飯をくっていけるのが自然再生
▼丸太船教室 漁師が森をものすごく知っていて、自分も自然の一部と自覚している。
<木俣>
■自然と人間の関わり方の再生が課題
◆すこしづつ運動を起こしていく

ワークショップでのコメント
●健全な森の管理とは。質のよい水。針葉樹林と広葉樹林により、水の質がちがう。前者は酸性、後者アルカリ性。 その辺も考えて山づくりをするべき。山際の植生。
●山の植生を水という視点で考える必要がある。針葉樹林と広葉樹林の割合が 3:7だと丁度いい。生き物にも丁度いい。
●治山治水。治山は治水にあり、というのが江戸時代からある。治山のための植生がかつてよりあったが伝わっていない。 見直し伝えることが必要。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
里(近藤、福留、吉本、竹田)
<近藤>
■集落全体の農地26町歩の水田を圃場整備したが、誰も整備する人がいない。
・鳥獣害がひどくてヒルもいるので子どもをつれて里山に入れない。
◆農業の近代化の課程で環境を破壊してきた面もある。農業をどうするか、環境をどうするか。
●自分でつくったものを自分でうる。白米、玄米、和菓子をつくり、販売店で売る。
無農薬で高い米を作り、環境に配慮した農業をPRする
▼都市住民に高くても環境に配慮した作物としてアピールするため、年に4、5回イベントをしている。稲刈り、散策、間伐、植林、炭焼きなど。
・稲葉先生に米ぬかくず大豆農法などを指導してもらって試みている。
・不作でも会社は給料をはわなければならないので経営に苦慮している。
・都会の人が参画できる里山づくりを考えていきたい。
<吉本>
■環境とは何か、本当にわかって行動している人はほとんどいない。
◆行動するのは足元からしかできない。だから「ここ」を知っているのか、まず「ここ」をやる
●毎日使うのは水。水の行方を調べる。自分の流した水でつくった米を自分がたべていた。人のことじゃない、自分のこと。水俣全体も同じ。
▼水がくる森はどうなっているかなど、集落単位で調べる
・風景とは、生きる風景。水がつくる風景。
・自分たちのなりたちの物語(個性)を説明できないのは問題。個性がわからず何かするのは「ないものねだり」 でそうすると地域はこわれていく。
・人の元気と地域の元気が重要。
・経済には、お金の経済と自給自足の経済と共同の経済がある。
・足元から調べるのは、自分で調べないと詳しくならない自分でやる力を身に付ける。
・簡単にいうとじいちゃんばあちゃんに聞く
<福留>
■境界線が壊れている
◆近自然工法と日本にもともとあった伝統的な技術、境界線を復元する技術
●森と人間、水際線、水陸の境界、林縁、陸上の生態系と水中の生態系、水中の生き物と川底の生き物の境界、 川底の底辺藻類が生産できる環境が必要。
▼森の中の大気、水、土壌の中の大気など一つ一つ個性、条件が異なる。
●里:・里について。水ぎわから数メートルの緩衝地をつくる。

ワークショップでのコメント
・境界線
・境界人 縁 通訳などする人が大事 境界が大事
・フォレストリニア、土木の人が生物等の知識をもっていて、森と川の関わりを考える
・経済に3つある 金と共同と自給
・ガーデニングとは日本の農村風景
・農村風景とは美観ではなくて生きる風景
・森 農業をしっかりすると森は守れる
・自給と共同で森を再生できないか。
・つかう・あそぶ・ながめる
・景観の美的バランス←経済の機構がくずれる
・所有権と使用権の分離。農地や森も役所が仲介して守る。新規参入。
・作る力をつくる
・生活から発想する。自分で調べることからやる

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

川(山道、吉村、妹尾、石月、福永)
<山道>
■最近は、子どもが川で遊ばない
◆川遊びを通して生態系や生き物との接点が面白かった。いい川をとりもどそう
●いい川の条件を深めていきたいとワークショップ
▼水辺と地域の人のかかわりの濃密さ。そこが、いい川

<吉村>
■景観の構造がおかしくなっている。
<知床の人>
■土砂のコントロールがきちんとできていない。
◆水、川、流域の川の特徴 水の力を理解する必要がある
●川岸の接点、その辺のしくみをがっちりとつかむ。
<新潟水辺のかい石月>
■川は昭和30年からコンクリートで固められた。
◆環境配慮、蛍ブロックとかから抜けだせないでいる
●粗朶沈床:山の木を切りたおして束ねて、石をおいてしずめて、川がが削れるのを防ぐ。60年は新品同様でもつ。
▼子どもたちを川にいれたときの目の輝き。全然学校とちがう。その輝きを守ってやるのが本当の川づくり。
<福永>
◆半自然を護るために、ボランティアや補助金をいれて維持するしかない。
●異常時の川
川をもっと氾濫させたほうがよい。川の生態系には付着藻類が重要。生態系の底辺、大事なのは撹乱。出水の後、 森の栄養塩類を運ぶチリメンジャコがわく。そういうのを認めるべきではないか
▼子どもへの講習では「流すことを我慢する、流すなら、植木蜂にまく、だめなら下水道にお金をだす、という約束をしよう」「上着、ペン、 工業製品、全て水が使われている。できるだけ買わないようにする我慢が大事。

ワークショップでのコメント
●川が短水路化している。緩衝地帯の作成、流域全体の青写真をつくり部分を検討していく必要。
●「川の地元学」水系を源流までたどることが大切。視点は、ごみ、日常生活、林業・・・。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

海(佐藤あきこ、西山、船大工岩淵、鮎養殖の長谷川)
<WFF佐藤>
■食べている魚、どうやって自分の所まで来たか国も個人も無関心。
◆浜のかあさんと語ろう会で自慢の魚をもって、東京の学校にきてもらう。
●海を魚という視点で見ると環境が身近になる。無駄なく食べる。環境というより無駄なく生きる。そのための活動をつづけている。
▼3500ある浜は全て違う。おばあちゃんの話を集めて知恵として共有したい
<西山>
■二宮町で150年間先祖代々漁師。港はない。浜の漁師は、私限りで終わり。
◆水に流すとか、言う言葉があるが、この日本語は使わないようにしてもらいたい。水に流してしまえばいいとなったら、 自然破壊の根本になると思っている。
<岩淵>
■547隻の船をつくった。子どもに木造船のよさ伝えたい。子どもに海の優しさ厳しさを伝えながら勉強会をしている。
◆船づくりで一番大事なのは、木を選ぶこと。80~100年の樹齢の木が必要。傷はあってはいけない、まげて割れが入ってはだめ。 木の育つ場所がとても大事
●私はコストの高い船は作らない。それが持続のために大事なこと。
<岩渕息子>
■砂浜がなくなている。護岸で固めるのはいつでもできる。
◆海と岸辺と山と川 境界線が重要。
●境界線の違いを、こども達に引き継ぎたい
▼親父の船に乗って子どもが境界線を観察できるようにと願っている。
<長谷川>
■川で鵜がはびこって問題になっているが、餌があるから増える。
◆放流を止めると減るのではないか。
●田んぼも山も売りに出ているが、以外と生き物がたくさんいたりする。
<工藤>
■海は存在がでかすぎて人間がいじくるのはおこがましい。人間のルールが及ぶ世界ではない。自然再生の分野で海ははずせない。 干潟や藻場は自然再生の対象になる。
◆短期間の調査では海の実態わからない。漁師が一番知っている。
●漁業者の経験や知恵に学ぶ。自然の中で生きている先生 自分の命を落とすかも知れない環境に身をおいている経験知はすばらしい。
▼魚になって、水の中から考える。自然破壊のシリーズを使って、潜水、網、釣り糸の問題、テレビ局に依頼

ワークショップでのコメント
●稚魚が生活できる環境づくるため、港湾の緩衝地必要。

2005年12月06日 | イベント案内