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木俣知大
●森づくりフォーラム 木俣知大
きまた・ともひろ 森づくりフォーラム研究員。1977年7月、東京生まれ。
■プロフィール
野山に設定されたチェックポイントを目指して、
道なき道を地図とコンパス頼りに走り回るオリエンテーリングに中学のときにめぐり会いました。中高時代には全国の野山を駆け回り、
放置されて薄暗い森や、雪の重みや台風でなぎ倒された山の木々を目の当たりにしました。森の危機的状況を肌で感じた最初のきっかけです。
大学ではそんな森の荒廃対策に取り組むため、林学を専攻しました。日本の森林の約六割は人口わずか四%の山村にある。
一方で森林の多面的機能の受益者は大多数が都市住民です。ところが都市住民は森林荒廃の現状を知らないばかりか、当事者意識に欠ける。
こうした現状に危機感を持って自然教室や森林ボランティア活動、都市と山村の交流などを手がける、現場主義の研究室に所属しました。
「森づくり」を自らの問題として捉え、健全な森を次世代に引き継ぐために知恵を絞り、汗を流して、森を守り育てるプロセスにかかわる。
そんな新たな「森づくり」の主体となる「市民」の必要性と可能性を感じてきました。大学院修士課程では、「社会全体で森林を支えていく」
しくみづくりのため森林環境教育の推進方策を研究テーマに選びました。
森林・林業界には、行政官や研究者といった、計画や評価プロセスの担い手が数多くいる反面、実践を担う存在に事欠く実態があります。
大学で学んできたことを社会に還元するとともに、市民側に立った組織の中で実践を重ね、しくみづくりに取り組んでいきたい。
そんな思いを抱いて、社会に出る第一歩を「森づくりフォーラム」で踏み出すことにしたのです。
(『第1章 森、里、川、海──四分野で目指しているもの1「森」』より抜粋)
2005年06月17日 | メンバー
