トキの野生復帰を目指して…これまでの取り組み
第1回 平成12年10月28日 80人で、地元学を実施 第2回 平成13年5月20日 90人で、地元学を実施 第3回 平成13年7月21日 30人で、地元学を実施 ■実施内容について 地域の資源を見つめ直し、地域の活力を高めることを目的として、地域住民とヨソモノが一緒になって、地域の昔と今の姿を見つめ直す「地元学」の手法により地域資源調査に取り組んでいます。子どもからお年寄りまで老若男女を問わず参加することで、昔の暮らしと今の暮らしが対比され、また、ヨソモノの目を借りることで地域の風土や自然、暮らしのありようが際立った違いとして確認されていきます。この地元学調査では四季折々の野浦集落の生活を見つめています。第1回目は、水系ごとに6チームに分かれ、水源地から河口までの調査を行いました。第2回目、3回目では、季節を変えて実施しました。 ■現在までにできあがっているモノやコト 野浦地区の集水域を網羅した5000分の1の地形図に、歩いて調べたモノやコトの情報を記入しました。撮影した写真は地域資源カードに貼り付けて、その写真のもつ意味を、そのモノを使っている人にその使い方や、使い始めた時期、いつごろまで使っていたか等、モノの歴史や使い方を記録していきました。2回目以降では、山、食、道具、尊ぶこと、海、祭りなどのテーマに分類し調査を深めています。 ■今後の課題 ・「地元学」を行なって再発見されたことをどのような方向に展開していくか。 ・とても素晴らしい野浦の地域資源をどのように公開していくか、どのような外部との交流の仕組みをつくるか。 ・放棄田、休耕田をビオトープとしてどのような方法で活用していくか。 |
2001年10月 トキとともに佐渡(c) 里地ネットワーク