トキの野生復帰を目指して…これまでの取り組み



前浜中学校(両津市)の水辺の生き物しらべ


見つけた生き物をインターネットや図鑑で確認中。
■水辺の生き物しらべの実施日
第1回実施日 平成13年7月29日
8人で、水辺の生き物しらべ
第2回実施日 平成13年8月14日
15人で、水辺の生き物しらべ

■実施内容について
 両津市立前浜中学校では、全校生徒28名が夏休みの理科の共同研究を行いました。中学校区を水系単位、集落単位で、生徒達がグループに分かれ、「水辺の生き物しらべ」を実施しました。この調査によって、前浜地区の小学校の取り組みとも連動して、水生昆虫の分布概況をまとめています。月布施地区では、7月に集落あげて行なわれた「地元学」の時から、集落の大人と一緒に、手分けしてこの調査を進めています。

■現在までにできあがっているモノやコト
 単に水辺の生き物を調べるだけでなく、湧水のある所、現在の森林や田んぼの耕作状況を実地で調べ、地図上で確認し、分かったことを記入しながら、分布概況の把握を行っています。また、お父さん、お爺さんなど経験を重ねて、歴史的なできごとや、農業とのかかわりを一緒に学んでいました。

■今後の課題
・夏だけでなく季節を変えて、水辺の生き物しらべを実施し情報の蓄積を図る必要がある。
・子ども達が調べた生き物分布を今後、地域でどのように活かしていくのか。



2001年10月 トキとともに佐渡(c) 里地ネットワーク