トキの野生復帰を目指して…これまでの取り組み



岩首小学校(両津市)「水辺の生き物しらべ」
サドサンショウウオやイモリ、ヤマアカガエルを発見。
■水辺の生き物しらべの実施日
第1回実施日 平成13年7月21日
25人で、水辺の生き物しらべ

■実施内容について
 両津市立岩首小学校では、「身の回りの環境に関心を持ち、自然を大切にしよう」という学習を推進しています。自分たちの身近な地域の水田や小川、ため池などに住んでいる生き物を調査することにより、生き物を大切にし、環境を保護しようとする意識を育てようとのことから、「水辺の生き物しらべ」に取り組んでいます。

■現在までにできあがっているモノやコト
 単に水辺の生き物を調べるだけでなく、湧水のある所、現在の森林や田んぼの耕作状況を実地で調べ、地図上で確認および記入して分布概況の把握に努めています。また、お父さん、お爺さんなどの経験してきた話から歴史的に農業とのかかわりの中でも、水辺の生き物について捉えています。

■今後の課題
・今回の調査は夏でしたが、季節により川や田んぼの状況、水辺の生き物の状況も異なるので、季節を変えて継続的に行いたい。
・岩首地区の中には、休耕田や農業用ため池をビオトープとして位置付けようとして既に取り組みを始めた農家もでてきています。このような農家の協力を得て学校教育の中でビオトープを自然環境の観察拠点として活用していく仕組み作りをどう築こうか検討が始まりそうです。
 



2001年10月 トキとともに佐渡(c) 里地ネットワーク