トキの野生復帰を目指して…これまでの取り組み



新穂小学校「水辺の生き物しらべ」
新穂小学校
新穂村の水路を、アミをもって調査中。
遊びのような真剣な調査に子ども達も満足の様子。
■水辺の生き物しらべの実施日
第1回実施日 平成13年7月12日(木)
40人で、水辺の生き物しらべ

■実施内容について
 新潟県トキ保護基金推進委員会と里地ネットワークでは、トキの野生復帰をめざした自然環境調査・地域社会づくりの資料とするために、トキのエサとなる水生昆虫の分布概況調査を子ども達に呼びかけています。佐渡島内の10の市町村の教育委員会を通じて各小中学校に協力依頼を行いました。
 新穂村立新穂小学校では、「総合的な学習」の時間で「トキ」をテーマに取り組みを進めています。今年度4年生の授業では、これまでに生椿出身の高野毅氏の案内で生椿を訪ねたり、佐渡トキ保護センター来場者にインタビューをする取り組みを行なっています。「トキ」のエサであった水辺の生き物を見つめるために、「水辺の生き物しらべ」に取り組んでいます。

■現在までにできあがっているモノやコト
「水辺の生き物しらべ」説明用紙に記されたトキのエサとなってきた生き物を発見した小川や田んぼ、さらにはその周辺の環境などについて、地図上に記録し考察しています。

■今後の課題
・今回の調査は夏でしたが、季節により田んぼの状況も水辺の生き物の状況も異なるので、季節を変えて継続的に行いたい。
・水辺の生き物しらべから考察した小川や田んぼ状況について、水、米つくりなどの学習と関連付けて行ないたい。


2001年10月 トキとともに佐渡(c) 里地ネットワーク