最優秀賞【里山デザイン部門】
「竹ちぐら」(高橋慎一郎(土の空間工房Sobato)東京都杉並区)
最優秀賞【里山活用部門】
「街を見下ろす丘で」(CUT(Chiba University Team)代表者 和田彦丸 千葉県我孫子市)
優秀賞【記念品部門】
「ジャムベラ」(佐野正明・智子(愛知県名古屋)
小中学校部門賞
「木のはちかざり」(石井瑞稀 秦野市立東中学校)
特別賞
「Bamboo Wind Cage」(鈴木栄史(音楽家 民族楽器演奏・作曲)千葉県一宮町)
「マルタフェンス」(北野和男 神奈川県藤沢市)
「マルタンじいさん」(長嶋海斗 秦野市立鶴巻小学校)
審査結果の詳細は、こちらをご覧下さい。
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今回の第一次審査はデザイン審査で、図案・コンセプト・作品の説明を募集しました。
全国各地(北は北海道、南は福岡)から、里山部門約110点、記念品部門約120点、また小中学生から約380点(里山部門約300点、
記念品部門約90点)が集まり、急遽子ども部門を設けました。
寄せられた作品は、身近に利用できるものから芸術的な作品まで、また光や音を取り入れた作品、コンセプトがよく練られた作品、
大勢で一緒に作ることも可能な作品など、斬新で魅力的なものが多数寄せられました。審査員がコメントしながら吟味し、記念品部門3点、
里山部門5点、佳作4点、子ども部門4点を選考しました。
今後、試作品制作、第二次審査を経て、来年の植樹祭で本制作となります。募集から制作までのプロセスも、 間伐材活用と里地里山活性化の一手法として記録していくとよいとの講評もありました。
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審査員
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宮林茂幸 東京農業大学・美しい森林づくり全国推進会議
南雲勝志 ナグモデザイン事務所、全国スギダラケ倶楽部代表
若杉浩一 (株)内田洋行 テクニカルデザインセンター
環境省 里地里山保全専門官鬼塚委員(紙面参加)、同専門員板垣委員
神奈川県 全国植樹祭推進室下元室長
秦野市 高橋副市長
はだの里山保全活動団体等連絡協議会 古谷会長、関野副会長
*欠席:林野庁
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入賞作品
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<記念品部門>
■ジャムベラ(佐野正明・智子(愛知県名古屋市)) 
使い勝手がよく樹種を様々にすることで木の香も楽しめ る品物になりそう、との評価がありました。また
「JAはだの産ジャムとセットにする」「パッケージに愛川の海底和紙を使う」等、
こちらの地元のことが調べてありコンセプトに盛り込まれていたことも好評を得ました。
■My箸&竹製箸ケース笛(鈴木栄史(音楽家 民族楽器演奏・作曲)(千葉県一宮町))

音楽家からの応募作品。複数応募がみられた「マイ箸」の提案の中で、ケースに楽器の機能をもたせて組み合わせたユニークさが評価されました。
■animal prop(石井聖己(京都府精華町))

シンプルな作りでありながらデザインが施され、身近なところでの実用性もあり、
樹種を様々にすることで木への親しみがわくという点が評価されました。
<里山部門>
■竹取物語(CUT(Chiba University Team)代表者 和田彦丸 千葉県我孫子市)
チーム員 牛島隆敬、渡辺剛士、生出健太、奥村真倫子、郡司圭

明かりにはLEDを使用する提案。危険がなく幻想的な雰囲気が演出でき、ナイトイベント等に活用できる、竹林は伐採整理の必要性があるので、
このような利用をしてから伐採するとよい、といった評価がありました。
■街を見下ろす丘で(CUT(Chiba University Team)代表者 和田彦丸 千葉県我孫子市)
チーム員 牛島隆敬、渡辺剛士、生出健太、奥村真倫子、郡司圭

間伐材をたくさん使うことができる、比較的容易な作業でベンチが作れる点が評価され、
特に主催者であり里山保全活動の実践者でもある連絡協議会の審査員から好評が得られました。
■竹ちぐら(高橋慎一郎(土の空間工房Sobato) 東京都杉並区)
土を使った建築物のプロからの作品。簡素な竹の骨組み、屋根を土で磨きあげる構築物の提案は他に無く、
里山の景観にもとても合いそうであること、里山での実用性があること、皆で作るイベントも検討できる等の点で評価されました。
■Bamboo Wind Cage(鈴木栄史(音楽家 民族楽器演奏・作曲) 千葉県一宮町)

音楽家からの作品。伐採した竹を使うことで、空間全体が楽器のように音色を奏でるユニークさ、斬新さなどが評価されました。
■するー(through)(小山和則 千葉県我孫子市)

里山の中のアート作品としての芸術的な感覚や、形を変えるなど表現に工夫を加えることができ、
実際に秦野で作る際に創造の余地がある点等が評価されました。
<子ども部門>
■マルタンじいさん(長嶋海斗 秦野市立鶴巻小学校)

子どもらしい斬新で大胆な発想、木を横向きに擬人化した印象的な絵、ネーミングのうまさ、
説明欄に書かれた森林整備についての理解と思いやり等が評価されました。
■木ー君 木ーちゃん(栗原利奈 秦野市立末広小学校)

木に親しむという意味で、シンプルで分かりやすいキャラクターとネーミングが評価されました。
■木のはちかざり(石井瑞稀 秦野市立東中学校)

余白一杯に書かれたコンセプトがしっかりしていて、森林のことを丁寧に考えている、心がこもっている、という点が評価されました。
■輪ゴムじゅうのまと当てゲーム(柳川雄貴 秦野市立末広小学校)

実際に子ども達の遊び道具として利用することで間伐材に触れる機会がふえ、楽しむことから森や木の理解にも繋がるという点が評価されました。
<佳作>
■開いたり閉じたりするツリーハウス
(浅野泰弘、阿部未希子、古橋花奈(株式会社浅野デザイン研究所)東京都品川区)

安全性の観点で佳作となりましたが、複数あったツリーハウスの中でも他にはない機能が付加され、
木の実の形をツリーハウスに応用したデザイン力が大変高く評価されました。
■SUGI FLYER-杉車-
(庄司光宏、尾花隆 神奈川県藤沢市)

台車として使えば市内の施設でも実用性が十分あり、ぬくもりのある身近な道具になる点が評価されたました。
■マ ルタフェンス
(北野和男 神奈川県藤沢市)

板でなく丸太を並べた、ありそうでなかったフェンス。丸太の輪切りは人気があるので植樹祭での掲示ボードとして使用できる、
との評価がありましたが
強度や移動時の利便性などから佳作とさせていただきました。
■「自然素材でつくるツリーハウス」「間伐材によるジャングルジム」「竹と泥でできた家」
など女子大生と共につくる楽しい制作
榎本文夫((駒沢女子大学人文学部空間造形学科 榎本ゼミ) 東京都稲城市)
参加者:伊藤結、上田彩香、内海実季子、大澤明日香、齋藤恵里子、中野彩子、樋口祐麻

榎本研究室からは学生各人からも作品を応募いただき様々なアイディアをよせていただきました。
はだのを舞台に、森と木と里地里山との新たなつながりが生まれることを願い、「表丹沢・
間伐材等活用デザインコンテスト」を行います。
人工林や里山を手入れして得られる間伐材(針葉樹、広葉樹、竹等)を利用してできる作品で、木のぬくもりを感じ、 森や里地里山に親しむことにつながるような作品のデザインを募集します。
詳細はこちらhadanoDC.pdf - 2.3 MB
以下概要です。
■募集部門
<記念品部門>
平成22年春の第61回全国植樹祭で配布する記念品にふさわしいもの(持ち帰りできるもの)
<里 山部門>
遊ぶ・休む・風景を楽しむ・道具を収納するなど、里地里山で活用できるもの
街中や公共施設、学校等に設置して、たくさんの人に気軽に利用してもらえるもの
各家庭等で利用しながら森や里山のめぐみを感じることができるもの
(例)ベンチ、道具小屋、休憩小屋、観察小屋、ツリーハウス、小型家具等
*常設、仮設、移動式等を問いません。
*小屋等の場合、床面積は約2坪以内とします。
■審査及び表彰
<第一次審査(デザイン審査)>
・提出物:デザイン図・・・上質紙A3版1枚程度に下記を適宜配置
作品タイトル、デザインコンセプト、図面、説明等
裏面に応募者氏名(全員)、住所、電話番号
・締 切:2009年4月30日(木)(当日消印有効)
・表彰式 :2009年5月24日(日)(プレ植樹祭)
・入 賞:10点程度(記念品部門5点、里山部門5点)
副 賞:試作品製作のための 材、及び費用の一部(上限10万円)
*提供する材の樹種・量はご希望に添えないことがあります。
<第二次審査(試作品審査)>
・提出物:試作品
・締 切:2009年8月14日(金)
・審査会:2009年8月21日(金)
・表彰式:2009年11月3日(火)
・入賞・副賞:両部門を通して3点程度
最優秀賞 1点程度 賞金30万円
優秀賞 2点程度 賞金10万円
■審査委員等
委員長 :宮林茂幸 東京農業大学教授・ 美しい森林づくり全国推進会議
副委員長 :南雲勝志 ナグモデザイン事務所・日本全国スギダラケ倶楽部代表
委 員 :若杉浩一 株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター
委 員 :竹田純一 財団法人水と緑の惑星保全機構・里地ネットワーク事務局長
委 員 :神奈川県 環境農政部森林課 全国植樹祭推進室
委 員 :高橋生志雄 秦野市副市長
委 員 :古谷角造 はだの里山保全再生活動団体等連絡協議会会長
オブザーバー :林野庁 森林整備部 森林保全推進室
オブザーバー :環境省 自然環境局自然環境計画課
■応募先・お問合せ先
応募作品は、下記いずれかに持参または郵送して下さい。
・はだの里山保全再生活動団体等連絡協議会
〒259-1301 神奈川県秦野市羽根988番地
Tel:0463-82-9631 Fax:0463-82-5391
・里地ネットワーク内 地場産材活用デザインコンテスト
〒105-0003 東京都港区西新橋2-16-2-3階
Tel:03-5404-4846 Fax:03-5404-4847
電子メール:saisei@satochi.net
■主催等
主 催 :はだの里山保全再生活動団体等連絡協議会
共 催 :日本全国スギダラケ倶楽部
後 援 (予定):林野庁、環境省、(社)国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議、神奈川県、秦野市
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「表 丹沢・間伐材等活用デザインコンテスト」の主旨
神奈川県秦野市は、環境省、林野庁、神奈川県などが参加する里地里山保全再生モデル事業の実施地域に選定されるなど、
市民団体を中心とする30を超える里山保全団体が、先進的な保全活動を行っている国内でも屈指の里地里山地域です。
2007年には、地元の木材を活用した施設「表丹沢野外活動センター」が開設され、施設内の暖房は、
地元の森林整備を通じて搬出された間伐材や雑木を熱源とするチップボイラーが稼働しています。
このセンターでは、表丹沢の豊かな自然と木との触れあう施設として、
青少年のキャンプや森林ボランティアの活動拠点として活用されていますが、この拠点を活かして、さらに周囲の森林整備を進め、
美しい森づくり、いい意味での田舎、秦野らしさのある里山の町にしたいという夢から本コンテストを開催します。
募集する作品は、杉の間伐材や雑木、竹を素材とした作品です。秦野の里地里山(林の中、田んぼのあぜ道、土の広場) や表丹沢野外活動センター、公共施設、学校、企業等に、常設、仮設、移動式等を問わず設置したり、飾ったり、それぞれの場所で、 販売することで木の活用を広めることができるような作品です。
また、2010年春には、神奈川県で全国植樹祭が開催されます。この植樹祭で全国からの招待者等に配布する記念品のデザインも募集します。
提案いただいたデザインは、審査委員会にて審査を行い、優秀な10作品程度を2009年5月に、
表丹沢野外活動センターにて表彰式を行います。
入賞者には、引き続き、入賞デザインにもとづく作品の制作をお願いします。作品の完成期日は、2009年8月15日です。
尚、本コンテストを通じて制作した作品のうち、試作後、商品化が可能な作品に関しては、商品化の検討を進めると共に、
商品として販売が可能な商品が生まれた場合には、売り上げの一部を、本事業を助成していただいている「緑の募金」への寄付を行います。
表彰の内容
表彰は、以下の通り、第一次審査(デザイン審査)、第2次審査(試作品審査)に分けて行います。但し、審査委員会にて応募作品の状況により、
賞の構成等を変更することがあります。
第一次審査(公開審査委員会)
2009年5月23日(土)表丹沢野外活動センターにて行います。
入賞作品: 10点程度(記念品部門5点、里山部門5点)
入賞者へは試作品の材料として、材木、及び、費用の一部(上限10万円)を支給します。
第一次審査の入賞者は、2009年8月14日(金)までに作品の制作をお願いします。
第二次審査
2009年8月21日(金)第2次審査会を行います。
最優秀賞: 1点程度 賞金 30万円
優秀賞 : 2点程度 賞金 10万円
二次審査の表彰式は、2009年11月3日(火)行います。
募集部門
「記念品部門」:全国植樹祭で配布する記念品のデザインを募集します。素材は、杉、檜、雑木、竹です。
「里山部門」 :里地里山や公共施設、各家庭等に設置したり、飾り付けをすることができる作品を募集します。里山に設置する場合は、 遊ぶ、休む、収納するなどの作品、小屋等の場合は、2坪以内の大きさの作品を募集します。
募集の対象
学生の方、(高校生、専門学校生を含む)、一般の方、どなたでも応募できます。
個人応募、グループ応募、いずれも可です。
募集の締め切り
2009年4月30日当日消印有効です。
提出物
上質紙A3版1枚に下記を適宜配置したもの。
作品タイトル、デザインコンセプト、提案内容を具体的に表現する図面・写真等
裏面に応募者全員の氏名、グループ名を記入
審査委員等
委員長 : 宮林茂幸東京農業大学教授・ 美しい森林づくり全国推進会議
副委員長: 南雲勝志 ナグモデザイン事務所・日本全国スギダラケ倶楽部代表
委 員 :古谷角造 はだの里山保全再生活動団体等連絡協議会会長
委 員 :竹田純一 (財)水と緑の惑星保全機構・里地ネットワーク事務局長
委 員 :若杉浩一 株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター
委 員 :神奈川県環境農政部森林課 全国植樹祭推進室
委 員 :高橋生志雄 秦野市副市長
オブザーバー :林野庁森林整備部 森林保全推進室
オブザーバー :環境省 自然環境局自然環境計画課
著作権と制作費用
・応募作品の 使用権・著作権はその他一切の権利は主催者に帰属するものとします。
但し、商品化の検討を行う場合は、制作者、審査委員会、商品化のために関わる組織等との協議の上、使用権、著作権の調整を行います。
・応募作品、作品データは一切返却しません。
・応募作品の使用にあたり、主催者側で一部、デザインを変更する場合があります。
・応募にかかる費用は応募者でご負担下さい。
応募先・お問合せ先
なお本コンテストし関する補足資料、審査委員会の考え方などは、年始までに以下のホームページで公開いたしますのでご参照下さい。
秦野市役所 、または、東京連絡事務所に、ご持参いただくか郵送してください。
秦野市役所 〒257-8501 神奈川県秦野市桜町1-3-2
電話番号:0463-82-9631 FAX:0463-82-5391
東京連絡事務所
〒105-0003 東京都港区西新橋2-16-2 (3階)
里地ネットワーク内「地場産材活用デザインコンテスト」
電子メール saisei@satochi.net (@小文字に変えてください)
Tel:03-5404-4846 Fax:03-5404-4847
主 催 :はだの里山保全再生活動団体等連絡協議会
共 催 :日本全国スギダラケ倶楽部
後 援(予定):林野庁、環境省、(社)国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議、神奈川県、秦野市
杉を素材とした作品の例(左から、里山の屋台、イス、杉のアート)
全国植樹祭 過去の記念品の例(左から、熊本県、秋田県、秋田市)
秦野の里地里山の風景 写真コンテスト入賞作品より
第3回秦野里山まつりを開催します。
「人と自然がひとつになれる里山」をテーマに
里山の自然しらべ、間伐・皮むき体験、手作りピザ教室、バードウォッチングなどなど、楽しいイベントやおいしいものが目白押しです。
朝から夜まで楽しめます!
詳しくはこちら。2007matsuri.pdf - 281.5 KB
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目的
秦野の里山はかつてタバコ生産のための苗場や堆肥に使うため落ち葉かきを行っていたが、タバコ生産の終了、
担い手の高齢化や人手不足により里山が荒廃している。その結果暗く湿った里山となり、北地区、
東地区ではヤマビルが増加して畑や山の仕事に支障が出ているため、もう一度明るい里山として整備し、
人と自然が共生できる里山の再生を目指す。
内容
秦野ではヤマビルの環境的防除方法として、平成17年より、里山あふれあいセンター周辺3.4haの里山で下刈、枝打ち、間伐、
落ち葉かき等の手法で整備を行っている。整備前後にヤマビル生態調査(指導・協力:(株)ヤマビル研究会)を行ったところ、
ヤマビル減少に効果があるとの検証結果が出た。
平成18年度は、焚き火の熱及び炭の散布による効果の検証も試行し、あわせて集めた落ち葉による堆肥作りも実施した。
本年度については、新たに菩提地区に1.2haのヤマビル生息調査区域を設け、羽根地区と同時に里山整備事業を実施し、
ヤマビルの生息数減少を図る。
今回は、ヤマビル生息調査として、平成17年9月、18年6月、18年9月に続く、第4回目の調査を行った。
○羽根地区ヤマビル調査
・昨年と同じ調査ポイントの調査
・今年1月の整備時に焚き火と炭をまいたところの調査
・新たに調査ポイントを追加
○菩提地区ヤマビル調査
・新たに区域を設け、整備前の生息数調査
この日は、前日に雨が降り当日は蒸し暑い日となったため、ヤマビルには絶好の天気であり、沢山捕獲されることが予想された。参加者は、 当初より参加してきた地元の方々が殆ど。調査は慣れたもので、途中から雨天となったが、順調に進められた。
調査方法は、いつもの通り、ポイントの周辺約3㎡で約3分間、呼気や振動でヤマビルを誘引して捕獲する方法で行った。
<調査結果>
箇所により増えたところもあるが、ヤマビルが出現しやすい気候条件だったこと等も考えれば、横ばい~やや減少という結果であった。
捕獲数の概要は下記の通り。
| ■羽根地区 3.4ha | |||||
| 落ち葉かき区 51ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H17.9 | H18.6 | H18.9 | H19.9 |
| 合計 | 444 | 65 | 160 | 177 | |
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 8.7 | 1.2 | 3.1 | 3.5 | |
| 対照区 16ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H17.9 | H18.6 | H18.9 | H19.9 |
| 合計 | 161 | 79 | 59 | 24 | |
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 10 | 4.9 | 3.6 | 1.5 | |
| シカ柵区 15ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H17.9 | H18.6 | H18.9 | H19.9 |
| 合計 | 44 | 2 | 41 | 18 | |
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 2.9 | 0.1 | 2.7 | 1.2 | |
| H19新規調査区 16ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H19 | |||
| 合計 | 46 | ||||
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 2.9 | ||||
| 焚き火炭散布調査区 4箇所 | |||||
| 場所 | 調査ポイント | 焚き火 | 炭散布 | ||
| H18 | H19 | H18 | H19.9 | ||
| 合計 | 10 | 22 | |||
| ■菩提地区 1.2ha | |||||
| 菩提地区 新規13ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H19.9 | |||
| 合計 | 106 | ||||
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 8.1 | ||||
*捕獲数の詳細はこちら。

実際に捕獲した印象として、やはり里山整備の効果が実感された。適度な間伐と下刈り・落ち葉かきがきれいにしてある所は、
地面が比較的乾燥していてヤマビルは少なかった。一方、落ち葉や枝などを積んでおいた周辺や、
笹など刈ってもすぐに生長し草薮になってしまう所ではヤマビルが多く見受けられた。
焚き火・炭試験区では、合計捕獲数から見ると焚き火のほうが効果があった。炭試験区は、炭に効果がないというよりも、 冬の散布後一夏を過ぎて再び草が生え初めていたので、ヤマビルの生息できる環境に戻っているようだった。焚き火・炭散布は、 ヤマビルが集中して見つかる場所への処置として活用できる可能性がある。
2年にわたる整備作業の効果が出て林内はとても明るくなっていた。地元の人によると、嘗ては落ち葉を集めて苗床・ 堆肥として使っただけでなく、タバコの乾燥のために薪が大量に必要だったから、落ちている枝などは皆きれいに拾い、 株立ちの木は細いものを伐採して薪に利用していたためもっと明るかったという。その頃ほどではないかもしれないが、平成16年当初は、 この時期と言えば腰~胸の高さほどもある草薮で林床は覆われていた。今では本当にすっきりと明るい林になった。
今回始めて調査を行った菩提地区では整備前の調査として行った。平均誘引頭数は8.1で、羽根の整備前の調査8.7と近い数字だった。 今後羽根と同様の整備を進め、ヤマビルの減少と親しみやすい里山づくりを図る。
<ヤマビル研究会 谷先生講評>
予想外に増えている印象があるが、何もせずにいると、もっと増えた結果になっていただろう。こういったメンテナンスが大切だ。
秦野での取り組みを先例として、登山道のヤマビル対策として落ち葉かき等の環境的防除を取り入れた地域があり、効果も現れ、
この手法が広まりつつある。
今回の結果でもシカ柵を設置したところのヤマビルの数が半分になっていたこともあり、現在では、
落ち葉かきとシカ柵の設置の併用が一番効果的ではないかと思う。
ただ、実際には、フィールドにはいろいろな要素があり、様々なことを考慮しなければならない。例えば今年の冬は雪が少なかったが、
これもヤマビルが増える要因の一つである。
今年も整備を行って、来年も調査を継続するので、ご協力いただき、これからも経過を見守りたい。
日時 平成19年8月4日(土) 午前9時~午後3時
場所 里山ふれあいセンター、 表丹沢野外活動センター
参加者 講師3名、受講者26名 市職員2名 合計 31名
内容
第2回目は、「道具の手入れと使い方」をテーマとして、 湘南地域県政総合センターの協力を受け、県林業普及指導員として活動している2人の講師を招いて実施された。
はじめに里山ふれあいセンターで道具の使い方などについて簡単な講義を行い、表丹沢野外活動センターへ移動。 間伐された樹木がある裏山で、のこぎりによる玉切りの実習を行った。
昼食後、使用したナタ、カマの手入れの実習。 砥石を使用して丁寧に研いでいくのだが、危険と隣り合わせでもある道具をいかに固定し、安全かつ正確に行うかが大事である。 参加者は2人の講師の見本に感嘆しながら研いでいた。
酷暑ともいえる日差しが参加者の体力を奪っていく中、 最後は午前中に行った玉切りした間伐材をチップ化する作業を行った。 表丹沢野外活動センターではチップ材をボイラー機に投入して熱使用の素材にしているため、 間伐された樹木の処理は施設運営に欠かさない作業になっている。説明を受けた参加者は秦野の里山保全の一端を理解されたようだった。
暑さの中でも体調不良者などが出ず、 参加者の体力と意欲の高さが窺いしれた。




表丹沢野外活動センターのある菩提地区をはじめ、秦野市で行われる里地里山の保全活動拠点や、研修拠点、交流拠点として 今後、
環境プログラムの構築などを含めて取り組みが行われることになります。
もちろん、これまでの青少年の合宿や野外活動、体験も行っています。
■竣工式が行われました



6月30日、古谷市長をはじめ、関係した市議会、県議会、神奈川県、秦野市の財産区の役員の方々など160人が集まって竣工式が行われました。
秦野の観光和太鼓の演奏や、秦野産材で作ったアルプスホルンの演奏とともに、テープカットが行われ、その後関係者が施設を見学しました。
研修室、宿泊室がある研修棟は、秦野市産の材木で、活動室(ホール)や調理室のある活動棟は神奈川県産材で作られており、
どちらも入ると木の香りがして穏やかな雰囲気に包まれています。研修棟は二階建てで、バリアフリーのためのエレベーターも用意されていました。
冬場の暖房やお湯には、里地里山保全活動で出てくる間伐材をチップにして燃料にする大型の木質ボイラーが準備されています。
研修棟には、薪ストーブも用意されています。
このように、材木の地産地消や地球温暖化対策のための循環型エネルギーを学ぶことができるのもこの施設の特徴です。

宿泊者には、調理室で自炊したり、調理研修をできるようにもなっており、秦野の豊かな農産物を味わうことができます。
菩提地区の女性グループに頼むと、地場産の食材で料理を出していただけるそうです(要予約、有償)。
様々な目的で使える秦野市表丹沢野外活動センターを中心に、今後ますます秦野の里地里山保全活動が盛り上がることでしょう。
ぜひ一度いらしてください。
秦野市表丹沢野外活動センターについての詳細は、
http://navi.city.hadano.kanagawa.jp/kodomo/y-center/index.htm


昨年行った寺山地区の竹林整備の継続として、復田した田んぼでの田植え、サツマイモの苗植え、竹食器づくりを行い、 ここで収穫した筍の料理を味わいました。
○谷戸復元
現地は、昭和30年頃まで東小学校の水道水源だった湧水の周辺の谷戸で、水源付近の竹林が密生・
拡大して下の休耕地まで覆ってしまっていました。これを昨年間伐したのですが、今回現地にいくと、休耕田に侵入していた竹は全て切り払われ、
奥まで見 通せる谷戸が復元していました。昨年は、水源の水神様の所へ行くには真っ暗な竹やぶが続いていたのに、
見違える状況になって昨年参加のボランティアの人々も本当に驚いていました。竹林ではメジロやオオルリのさえずりも聞 こえたそうです。
整備された田んぼのうち一枚の水田は、水を湛えて地元の方々によって代掻きまで済んでおり、隣には小さな畑も耕されていました。
田んぼの水はこの谷戸に染み出す湧水で、湿地の水を集めるように水路が作られ、田んぼに引かれていました。
○田植え
裸足で田んぼに入り、地元の農家の方々に教えてもらいながら、苗の泥を洗い落として2~3本づつ丁寧に餅米の苗を植えました。途中、
シマヘビが田んぼの中を泳いでいって大騒ぎ。中学生の手元にはイモリも現れました。他 にも、シュレーゲルアオガエルとその卵塊、
オタマジャクシ、ホトケドジョウ、小さいゲンゴロウ類などもいました。湧水のある谷戸で水田環境を復元すると、
すぐに生き物たちが戻ってくることが実感できました。
○サツマイモ苗植え
田んぼの脇の小さな畑に、100本のサツマイモ苗を植えました。マルチの穴から差し込んで、ギュッと抑えて。植えたあとは鹿策を張りました。
秋には芋にお米に、収穫が今から楽しみです。
○竹食器づくりと筍料理
里山は利用してこそ整備が進みます。竹の恵みを充分に活用し味わう ため、昼ご飯の前に、竹を切り出して食器を作りました。
地元で竹細工をなさる高橋さんに最初にやり方を教わり、地元の農家の方々にも聞きながら、取っ手の加工にも挑戦。ナタでパンと割れると、
初めての体験に、歓声もあがりました。お椀と皿と箸を作ったら、いよいよ筍料理。この場所でとれた筍を使って、
地元の婦人会の方々が前日から準備してくださった料理です。味がしみた筍の煮物、吸い物、ごはん…。本っ当に美味しかったです!
ご馳走さまでした。
最後に、 参加したボランティア、中学生、校長先生、婦人会、 竹細工の高橋さん、竹林の地権者、町づくり委員会の加藤会長から一言づつ感想がありました。地権者の理解、地元集落の協力、 ボランティアや学校の参加…、互いへの感謝の言葉がたくさん聞かれました。里山保全活動は、 特に始めるときは大きな原動力が必要ですが、色々な立場の人が自分のできるやり方で少しづつ関わることで、 大きなエネルギーが生まれてくるのではないかと思います。
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表丹沢活動センター活用事業として、遊休水田を復元し耕作することで地下水の涵養率を上げ豊かな里地里山をつくることを目的に、 今回は田植え作業を実施しました。
山のふもとの棚田で、数十年休んでいたという小さな2枚の田んぼと、川沿いの1反強の田んぼで行いました。天気もよく、 水をはった田んぼに丹沢の山々が映る中、子どもたちは裸足で田植えを行いました。 事前の準備や指導には菩提地区の農家のみなさんがあたってくれました。
田植えは初めてという子、慣れているという子、いろいろ。泥んこになったけど楽しかった!と子どもたち。
「キャッチ苗」で田んぼ作業も遊びに。
準備や指導にあたってくれた菩提地区の農家の方々
「ちゃんと見て!教えたとおりにやるんだぞ!」とち ょっと恐かったけど、おじいさんを持たない子どもたちには良い刺激。
●田んぼの再生
山麓や山間の谷戸にある田んぼは、盆地地形の秦野においては地下水の涵養を高めるのに重要な機能を持っています。
しかし小さく不定形なものが多く、遊休地も多く見られます。そこで今年、表丹沢の麓にある菩提地区で遊休水田の復田に取組んでいます。
既にこれまでに、地元の方々を中心に、草刈り・耕耘などの復田作業、畦づくり(4/28)、種まき(5/2)、荒代(5/12)、
植え代(5/24、北小参加)などの作業が行われ、本日が田植えの日。植えるのは餅米と黒米で、秋には皆で収穫を楽しむ予定です。
それまでに草取りや稲刈り、脱穀作業が予定されています。
活動には北小学校の児童が参加しているほか市内外からの一般参加もあり、一般参加に関しては一連の活動への参加費が2000円で、
収穫物の一部がもらえます。市外からは鎌倉や横浜からご家族で参加されている方もありました。
●野外活動センターの活用と里地里山保全
秦野では今夏、菩提地区に「表丹沢野外活動センター」がオープンします。青少年の野外活動と里山保全活動の拠点となる、県産材
(一部秦野産材)使用の心地よい木造施設で、ここを拠点に活動をさらに広げていくことが期待されます。
今回はこのセンター活用事業の一貫として、センターから徒歩10分程度の表丹沢のふもとで、
遊休水田を復元し耕作することで地下水の涵養率を上げ豊かな里地里山をつくることを目的に活動が行われました。
センターの活用については教育委員会などが中心となり検討がすすめられていますが、里地里山保全活動の拠点として考えた場合、
地域との連携が重要になります。センターの敷地内だけでなく、周辺の山林や農地を活かした活動を展開すること、その際、
地権者を含む地域の農林家や集落との連携を図ることなどが、活動を充実させるために重要です。そこで今年の野外活動センター活用事業では、
子どもたちや市民の参加を得て行う様々な里地里山保全活動を通じて、参加者の人材育成に加え、地元農林家が子どもたちの環境学習・
体験学習の指導を行うこと(指導者の人材育成)、それにより世代間交流を推進すること等も目的としています。
このような主旨に立ち活動を展開していくことで、林や田んぼの保全再生だけでなく、環境学習や地域の活性化など、地域全体に益があり、
地域に根付く、本来の里地里山保全活動が推進されるものと思います。
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