第3回秦野里山まつりを開催します。
「人と自然がひとつになれる里山」をテーマに
里山の自然しらべ、間伐・皮むき体験、手作りピザ教室、バードウォッチングなどなど、楽しいイベントやおいしいものが目白押しです。
朝から夜まで楽しめます!
詳しくはこちら。2007matsuri.pdf - 281.5 KB
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目的
秦野の里山はかつてタバコ生産のための苗場や堆肥に使うため落ち葉かきを行っていたが、タバコ生産の終了、
担い手の高齢化や人手不足により里山が荒廃している。その結果暗く湿った里山となり、北地区、
東地区ではヤマビルが増加して畑や山の仕事に支障が出ているため、もう一度明るい里山として整備し、
人と自然が共生できる里山の再生を目指す。
内容
秦野ではヤマビルの環境的防除方法として、平成17年より、里山あふれあいセンター周辺3.4haの里山で下刈、枝打ち、間伐、
落ち葉かき等の手法で整備を行っている。整備前後にヤマビル生態調査(指導・協力:(株)ヤマビル研究会)を行ったところ、
ヤマビル減少に効果があるとの検証結果が出た。
平成18年度は、焚き火の熱及び炭の散布による効果の検証も試行し、あわせて集めた落ち葉による堆肥作りも実施した。
本年度については、新たに菩提地区に1.2haのヤマビル生息調査区域を設け、羽根地区と同時に里山整備事業を実施し、
ヤマビルの生息数減少を図る。
今回は、ヤマビル生息調査として、平成17年9月、18年6月、18年9月に続く、第4回目の調査を行った。
○羽根地区ヤマビル調査
・昨年と同じ調査ポイントの調査
・今年1月の整備時に焚き火と炭をまいたところの調査
・新たに調査ポイントを追加
○菩提地区ヤマビル調査
・新たに区域を設け、整備前の生息数調査
この日は、前日に雨が降り当日は蒸し暑い日となったため、ヤマビルには絶好の天気であり、沢山捕獲されることが予想された。参加者は、 当初より参加してきた地元の方々が殆ど。調査は慣れたもので、途中から雨天となったが、順調に進められた。
調査方法は、いつもの通り、ポイントの周辺約3㎡で約3分間、呼気や振動でヤマビルを誘引して捕獲する方法で行った。
<調査結果>
箇所により増えたところもあるが、ヤマビルが出現しやすい気候条件だったこと等も考えれば、横ばい~やや減少という結果であった。
捕獲数の概要は下記の通り。
| ■羽根地区 3.4ha | |||||
| 落ち葉かき区 51ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H17.9 | H18.6 | H18.9 | H19.9 |
| 合計 | 444 | 65 | 160 | 177 | |
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 8.7 | 1.2 | 3.1 | 3.5 | |
| 対照区 16ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H17.9 | H18.6 | H18.9 | H19.9 |
| 合計 | 161 | 79 | 59 | 24 | |
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 10 | 4.9 | 3.6 | 1.5 | |
| シカ柵区 15ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H17.9 | H18.6 | H18.9 | H19.9 |
| 合計 | 44 | 2 | 41 | 18 | |
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 2.9 | 0.1 | 2.7 | 1.2 | |
| H19新規調査区 16ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H19 | |||
| 合計 | 46 | ||||
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 2.9 | ||||
| 焚き火炭散布調査区 4箇所 | |||||
| 場所 | 調査ポイント | 焚き火 | 炭散布 | ||
| H18 | H19 | H18 | H19.9 | ||
| 合計 | 10 | 22 | |||
| ■菩提地区 1.2ha | |||||
| 菩提地区 新規13ポイント | |||||
| 場所 | 調査ポイント | H19.9 | |||
| 合計 | 106 | ||||
| 平均誘引捕獲数(頭/3㎡) | 8.1 | ||||
*捕獲数の詳細はこちら。

実際に捕獲した印象として、やはり里山整備の効果が実感された。適度な間伐と下刈り・落ち葉かきがきれいにしてある所は、
地面が比較的乾燥していてヤマビルは少なかった。一方、落ち葉や枝などを積んでおいた周辺や、
笹など刈ってもすぐに生長し草薮になってしまう所ではヤマビルが多く見受けられた。
焚き火・炭試験区では、合計捕獲数から見ると焚き火のほうが効果があった。炭試験区は、炭に効果がないというよりも、 冬の散布後一夏を過ぎて再び草が生え初めていたので、ヤマビルの生息できる環境に戻っているようだった。焚き火・炭散布は、 ヤマビルが集中して見つかる場所への処置として活用できる可能性がある。
2年にわたる整備作業の効果が出て林内はとても明るくなっていた。地元の人によると、嘗ては落ち葉を集めて苗床・ 堆肥として使っただけでなく、タバコの乾燥のために薪が大量に必要だったから、落ちている枝などは皆きれいに拾い、 株立ちの木は細いものを伐採して薪に利用していたためもっと明るかったという。その頃ほどではないかもしれないが、平成16年当初は、 この時期と言えば腰~胸の高さほどもある草薮で林床は覆われていた。今では本当にすっきりと明るい林になった。
今回始めて調査を行った菩提地区では整備前の調査として行った。平均誘引頭数は8.1で、羽根の整備前の調査8.7と近い数字だった。 今後羽根と同様の整備を進め、ヤマビルの減少と親しみやすい里山づくりを図る。
<ヤマビル研究会 谷先生講評>
予想外に増えている印象があるが、何もせずにいると、もっと増えた結果になっていただろう。こういったメンテナンスが大切だ。
秦野での取り組みを先例として、登山道のヤマビル対策として落ち葉かき等の環境的防除を取り入れた地域があり、効果も現れ、
この手法が広まりつつある。
今回の結果でもシカ柵を設置したところのヤマビルの数が半分になっていたこともあり、現在では、
落ち葉かきとシカ柵の設置の併用が一番効果的ではないかと思う。
ただ、実際には、フィールドにはいろいろな要素があり、様々なことを考慮しなければならない。例えば今年の冬は雪が少なかったが、
これもヤマビルが増える要因の一つである。
今年も整備を行って、来年も調査を継続するので、ご協力いただき、これからも経過を見守りたい。
日時 平成19年8月4日(土) 午前9時~午後3時
場所 里山ふれあいセンター、 表丹沢野外活動センター
参加者 講師3名、受講者26名 市職員2名 合計 31名
内容
第2回目は、「道具の手入れと使い方」をテーマとして、 湘南地域県政総合センターの協力を受け、県林業普及指導員として活動している2人の講師を招いて実施された。
はじめに里山ふれあいセンターで道具の使い方などについて簡単な講義を行い、表丹沢野外活動センターへ移動。 間伐された樹木がある裏山で、のこぎりによる玉切りの実習を行った。
昼食後、使用したナタ、カマの手入れの実習。 砥石を使用して丁寧に研いでいくのだが、危険と隣り合わせでもある道具をいかに固定し、安全かつ正確に行うかが大事である。 参加者は2人の講師の見本に感嘆しながら研いでいた。
酷暑ともいえる日差しが参加者の体力を奪っていく中、 最後は午前中に行った玉切りした間伐材をチップ化する作業を行った。 表丹沢野外活動センターではチップ材をボイラー機に投入して熱使用の素材にしているため、 間伐された樹木の処理は施設運営に欠かさない作業になっている。説明を受けた参加者は秦野の里山保全の一端を理解されたようだった。
暑さの中でも体調不良者などが出ず、 参加者の体力と意欲の高さが窺いしれた。




表丹沢野外活動センターのある菩提地区をはじめ、秦野市で行われる里地里山の保全活動拠点や、研修拠点、交流拠点として 今後、
環境プログラムの構築などを含めて取り組みが行われることになります。
もちろん、これまでの青少年の合宿や野外活動、体験も行っています。
■竣工式が行われました



6月30日、古谷市長をはじめ、関係した市議会、県議会、神奈川県、秦野市の財産区の役員の方々など160人が集まって竣工式が行われました。
秦野の観光和太鼓の演奏や、秦野産材で作ったアルプスホルンの演奏とともに、テープカットが行われ、その後関係者が施設を見学しました。
研修室、宿泊室がある研修棟は、秦野市産の材木で、活動室(ホール)や調理室のある活動棟は神奈川県産材で作られており、
どちらも入ると木の香りがして穏やかな雰囲気に包まれています。研修棟は二階建てで、バリアフリーのためのエレベーターも用意されていました。
冬場の暖房やお湯には、里地里山保全活動で出てくる間伐材をチップにして燃料にする大型の木質ボイラーが準備されています。
研修棟には、薪ストーブも用意されています。
このように、材木の地産地消や地球温暖化対策のための循環型エネルギーを学ぶことができるのもこの施設の特徴です。

宿泊者には、調理室で自炊したり、調理研修をできるようにもなっており、秦野の豊かな農産物を味わうことができます。
菩提地区の女性グループに頼むと、地場産の食材で料理を出していただけるそうです(要予約、有償)。
様々な目的で使える秦野市表丹沢野外活動センターを中心に、今後ますます秦野の里地里山保全活動が盛り上がることでしょう。
ぜひ一度いらしてください。
秦野市表丹沢野外活動センターについての詳細は、
http://navi.city.hadano.kanagawa.jp/kodomo/y-center/index.htm


昨年行った寺山地区の竹林整備の継続として、復田した田んぼでの田植え、サツマイモの苗植え、竹食器づくりを行い、 ここで収穫した筍の料理を味わいました。
○谷戸復元
現地は、昭和30年頃まで東小学校の水道水源だった湧水の周辺の谷戸で、水源付近の竹林が密生・
拡大して下の休耕地まで覆ってしまっていました。これを昨年間伐したのですが、今回現地にいくと、休耕田に侵入していた竹は全て切り払われ、
奥まで見 通せる谷戸が復元していました。昨年は、水源の水神様の所へ行くには真っ暗な竹やぶが続いていたのに、
見違える状況になって昨年参加のボランティアの人々も本当に驚いていました。竹林ではメジロやオオルリのさえずりも聞 こえたそうです。
整備された田んぼのうち一枚の水田は、水を湛えて地元の方々によって代掻きまで済んでおり、隣には小さな畑も耕されていました。
田んぼの水はこの谷戸に染み出す湧水で、湿地の水を集めるように水路が作られ、田んぼに引かれていました。
○田植え
裸足で田んぼに入り、地元の農家の方々に教えてもらいながら、苗の泥を洗い落として2~3本づつ丁寧に餅米の苗を植えました。途中、
シマヘビが田んぼの中を泳いでいって大騒ぎ。中学生の手元にはイモリも現れました。他 にも、シュレーゲルアオガエルとその卵塊、
オタマジャクシ、ホトケドジョウ、小さいゲンゴロウ類などもいました。湧水のある谷戸で水田環境を復元すると、
すぐに生き物たちが戻ってくることが実感できました。
○サツマイモ苗植え
田んぼの脇の小さな畑に、100本のサツマイモ苗を植えました。マルチの穴から差し込んで、ギュッと抑えて。植えたあとは鹿策を張りました。
秋には芋にお米に、収穫が今から楽しみです。
○竹食器づくりと筍料理
里山は利用してこそ整備が進みます。竹の恵みを充分に活用し味わう ため、昼ご飯の前に、竹を切り出して食器を作りました。
地元で竹細工をなさる高橋さんに最初にやり方を教わり、地元の農家の方々にも聞きながら、取っ手の加工にも挑戦。ナタでパンと割れると、
初めての体験に、歓声もあがりました。お椀と皿と箸を作ったら、いよいよ筍料理。この場所でとれた筍を使って、
地元の婦人会の方々が前日から準備してくださった料理です。味がしみた筍の煮物、吸い物、ごはん…。本っ当に美味しかったです!
ご馳走さまでした。
最後に、 参加したボランティア、中学生、校長先生、婦人会、 竹細工の高橋さん、竹林の地権者、町づくり委員会の加藤会長から一言づつ感想がありました。地権者の理解、地元集落の協力、 ボランティアや学校の参加…、互いへの感謝の言葉がたくさん聞かれました。里山保全活動は、 特に始めるときは大きな原動力が必要ですが、色々な立場の人が自分のできるやり方で少しづつ関わることで、 大きなエネルギーが生まれてくるのではないかと思います。
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表丹沢活動センター活用事業として、遊休水田を復元し耕作することで地下水の涵養率を上げ豊かな里地里山をつくることを目的に、 今回は田植え作業を実施しました。
山のふもとの棚田で、数十年休んでいたという小さな2枚の田んぼと、川沿いの1反強の田んぼで行いました。天気もよく、 水をはった田んぼに丹沢の山々が映る中、子どもたちは裸足で田植えを行いました。 事前の準備や指導には菩提地区の農家のみなさんがあたってくれました。
田植えは初めてという子、慣れているという子、いろいろ。泥んこになったけど楽しかった!と子どもたち。
「キャッチ苗」で田んぼ作業も遊びに。
準備や指導にあたってくれた菩提地区の農家の方々
「ちゃんと見て!教えたとおりにやるんだぞ!」とち ょっと恐かったけど、おじいさんを持たない子どもたちには良い刺激。
●田んぼの再生
山麓や山間の谷戸にある田んぼは、盆地地形の秦野においては地下水の涵養を高めるのに重要な機能を持っています。
しかし小さく不定形なものが多く、遊休地も多く見られます。そこで今年、表丹沢の麓にある菩提地区で遊休水田の復田に取組んでいます。
既にこれまでに、地元の方々を中心に、草刈り・耕耘などの復田作業、畦づくり(4/28)、種まき(5/2)、荒代(5/12)、
植え代(5/24、北小参加)などの作業が行われ、本日が田植えの日。植えるのは餅米と黒米で、秋には皆で収穫を楽しむ予定です。
それまでに草取りや稲刈り、脱穀作業が予定されています。
活動には北小学校の児童が参加しているほか市内外からの一般参加もあり、一般参加に関しては一連の活動への参加費が2000円で、
収穫物の一部がもらえます。市外からは鎌倉や横浜からご家族で参加されている方もありました。
●野外活動センターの活用と里地里山保全
秦野では今夏、菩提地区に「表丹沢野外活動センター」がオープンします。青少年の野外活動と里山保全活動の拠点となる、県産材
(一部秦野産材)使用の心地よい木造施設で、ここを拠点に活動をさらに広げていくことが期待されます。
今回はこのセンター活用事業の一貫として、センターから徒歩10分程度の表丹沢のふもとで、
遊休水田を復元し耕作することで地下水の涵養率を上げ豊かな里地里山をつくることを目的に活動が行われました。
センターの活用については教育委員会などが中心となり検討がすすめられていますが、里地里山保全活動の拠点として考えた場合、
地域との連携が重要になります。センターの敷地内だけでなく、周辺の山林や農地を活かした活動を展開すること、その際、
地権者を含む地域の農林家や集落との連携を図ることなどが、活動を充実させるために重要です。そこで今年の野外活動センター活用事業では、
子どもたちや市民の参加を得て行う様々な里地里山保全活動を通じて、参加者の人材育成に加え、地元農林家が子どもたちの環境学習・
体験学習の指導を行うこと(指導者の人材育成)、それにより世代間交流を推進すること等も目的としています。
このような主旨に立ち活動を展開していくことで、林や田んぼの保全再生だけでなく、環境学習や地域の活性化など、地域全体に益があり、
地域に根付く、本来の里地里山保全活動が推進されるものと思います。
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ダウンロードH19hadano.pdf - 2.1 MB
◆表 丹沢の棚田でもち米・古代米づくり → ★5月26日田植え (秦野市サイト PDF)
◆里山手作りピザ教室
◆ヤマビル・鳥獣害対策としての里山整備
◆竹林の活用と米づくり
◆柳川生き物の里・田植え
◆渋沢丘陵散策路と周辺里山整備 → ★5月13日頭高山散策路整備 (秦野市サイト PDF)
◆渋沢丘陵ふるさと里山めぐり
◆竹林・里山整備
◆里山ボランティア養成研修講座
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