ボスニア・ヘルツェゴビナの里地里山(3) botzunia i Hertzgovina
山間部の暮らしは、牧羊と酪農の暮らし。豊富にある地域資源である岩と石で、壁をつくり、壁の中での放牧や、
壁に守られた菜園づくりが行われている。
この羊と羊飼いのいる暮らしの中で、山では、今でも、オオカミが生存できている。

日本では、鹿、猪、猿などの被害が増えているが、この地では、国土全体に亘り、里山は、家畜と燃料を取る山として活用されており、実に、
山麓の景観は、美しい。
電柱と牛。一時期ホルスタイン等が導入されたが、在来の牛でないといいチーズができないと、最近では、牛は、在来種を増やし、
酪農が行われている。
堆肥づくりの技術は、比較的乾燥地帯なため、野積みで行われていた。冬季の温度変化を考えると、
寒冷遮など簡易な資材で効果的な土づくりが行えそうです。

石壁に守られた菜園。 鶏は、番犬に守られ放し飼いにされている。
ここでも歓迎は、果樹酒。この部屋は、地元の人々やゲスト用のラウンジのようだった。
農協組合長の家。牛乳を集め冷蔵タンクに保管し、2日一度、サラエボに牛乳の出荷に行く。70戸で、200頭の牛を飼っている。
草の量に応じた牛の頭数なのだろう。

牛乳の集荷場の前にある小さなホテル。チーズ、羊や牛の薫製肉が美味。
今は、平和がもどり、夜も人々が集い楽しい語らいが続いている。
ホテルの前には、戦死した人々の慰霊碑が灯されていた。
2007年10月30日 [レポート]

