06年11月9日、10日、生きもの豊かな農村環境づくりにおける課題と取組み研修会(佐渡)
農村環境整備センター主催で、トキの野生復帰に向けた取組を題材として 「生きもの豊かな農村環境づくりにおける課題と取組み」 をテーマに添付ファイルのカリキュラム及び以下のとおり開催されますのでご案内します。
<日時・場所>
2006年11月9日(木) 13:30~
研修会 :「トキ交流会館」
(懇親会:18:30~ ホテル「天の川荘2F」お申込者のみ(会費4,000円))
2006年11月10日(金)8:30~
現地研修:正明寺ビオトープ、田野沢水田魚道等、トキ野生復帰順化施設(建設中)
(8:30に佐渡汽船ターミナルビル横 島内観光バス発着場集合)
<カリキュラム>
カリキュラム(最終).pdf - 918.8 KB
(ダッシュ村で里山博士としておなじみの守山先生の講演があります)
<参加申込み>
農村環境整備センターのホームページ(http://www.acres.or.jp)
に研修の案内がありますので、実施要領にしたがい応募するか、所属(活動団体名)、役職名、
氏名 及び以下の事項を記入のうえseitaig@acres.jpまたは下記担当宛へE-メールしてください
(受講決定の案内を返信いたします)。
9日18:30~懇親会への出欠(出席の場合は受付で4,000円徴収します。)
10日の現地研修への出欠 及び バスへの乗車の有無(バス乗車の場合は受付で1,000円徴収します)
※9日の研修会のみの場合は無料です。
不明点ありましたら下記までお問合せください。
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社団法人 農村環境整備センター
研究第1部 生態系グループ
研究員 石黒徳広(いしぐろのりひろ)
mailto:n-ishiguro@acres.jp
〒103-0011
東京都中央区日本橋大伝馬町11-8
フジスタービル2階
TEL03-5645-3671/FAX03-5645-3675
URL:http://www.acres.or.jp
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[2006年10月26日 おしらせ]
シナイモツゴの郷 ブラックバスの退治方法と希少種の保護増殖活動
溜池のブラックバス駆除方法とシナイモツゴ、ゼニタナゴの保護増殖方法を見に、宮城県を訪れました。シナイモツゴは、 かつて関東以北に広く分布していた種ですが、これより一回り大きいモツゴが琵琶湖等から、釣り堀用のヘラブナに混入して、関東以北に広がり、 モツゴの生息範囲の拡大によって、シナイモツゴは絶滅したと言われた種です。このシナイモツゴが、宮城県で見つかり、その保護増殖のため、 溜池のブラックバス駆除とシナイモツゴの里親制度等が行われています。
モツゴとの違いは、産卵期になると目の上方が斜めに色が変わります。
小型のうちは、横縞がありますが、成長すると、横縞がなくなります。
保全活動を行うシナイモツゴの郷の会では、 溜池のブラックバス駆除や、希少種の保護増殖のために、さまざまな試みが行われています。例えば、シナイモツゴの保護増殖のポイントは、 溜池の中で浮くプラスチック製の鉢への産卵誘導と、産卵後約1週間後の卵付きの鉢の移動でした。 (卵が熟し目が出た直後が生態的に強いそうです)
ゼニタナゴをはじめとする貝に卵を産む種類の魚の増殖は、貝に卵を産んだ後は、低温であること、つまり寒くなった後に、 カラス貝などの貝を移動させることでした。(水温が高いと貝が、卵をはき出すそうです)
同会での希少種の生息域の拡大範囲は、水系と種の移動を考え、近隣の溜池等に限定しています。この点も、示唆に富んだ配慮があります。
また、ブラックバスの捕獲方法等、さまざまな記事が紹介されていますので、是非、同会HPの各年度報告(シナイ通信)をご覧下さい。
シナイモツゴ、ゼニタナゴ、ヒシの保護増殖やブラックバス等の捕獲方法などは、同会中核メンバーが、
宮城県水産試験場等に勤務する専門家であるために、さまざまな技術が構築されています。
この郷の周辺には、希少種に劣らぬ棒杭の郷がありました。現地視察をした溜池の下流に、
10ヘクタールの棒杭の郷が広がっていたのです。現地視察に向かう車窓に、棒杭にかかる稲を見つけてから現地に着くまでの間、
見渡す限り稲が棒杭に干されていました。このようなまとまった天日干しは、棒杭ではなく、横棒に干す方式では、
長野県の佐久平で見たことがありますが、谷津田一面での棒杭ははじめてでした。
しかしながら、この営みと景観も、平成19年度よりはじまる、ほ場整備で、 今年が最後になるかもしれいないというお話を農家の方からお聞きしました。この郷では、まさに、環境との調和や、 お米の天日干しによる付加価値へのこだわり、農家の作業負担を軽減させる都市住民との交流、希少種の保全と基盤整備との調整等々、 ほじょう整備の開始までの間の時間のない中で、検討しなければならないこと、検討しなければ、この郷の景観は、取り戻しがたくなること、 など、課題は山積みでした。
足下を見直し、交流を促進させ、智恵をしぼり、農業と田園自然の保全との調和が保たれるかが、試されています。
[2006年10月23日 竹田の公開メモ]