韓国の里地里山を旅する(4)
第3回コウノトリ未来・国際かいぎ
「人と自然が共生する持続可能な地域づくり」
平成17年9月24日・25日 主催:兵庫県・豊岡市にて
韓国 教 員大学教授 コウノトリ復元研究所 朴是龍所長の報告がありました。
韓国への訪問に引き続き、韓国における生態村と農村に関連のあるテーマを引き続きレポートします。
最初は、韓国におけるコウノトリの保護増殖状況と今後の課題についてです。
1892年 コウノトリは、ごくありふれた鳥で、韓国中にいたという資料があります。
朝鮮戦争で、木を切り、山が焼けたため、コウノトリの営巣環境は喪失しました。
1970年 韓国にはコウノトリがいないといわれていました。
1971年 コウノトリのペアが発見されたと報道されましたが、数日後狩猟で1羽が死亡しました。
残されたコウノトリは、未亡人として有名になりました。1994年死亡。
1996年 ロシアから4羽、ドイツから2羽を譲り受け、保護増殖を開始し、現在33羽。
2012年頃、6000人程度の規模の村に放鳥を計画したいと考えています。
今後、野生復帰に向けては、地域との調整を行ってゆく。その際に、住民の説得が大事。コウノトリ村に賛成する人もいるだろうが、 例えば、コウノトリ村ができると、開発が行えなくなり地価が上がらないと言う趣旨で反対する人もいるだろ。
また、この他にも、遺伝子の関係から、野生のヒナを譲り受ける努力を行うこと、
国際的な協力関係を、相互補完の形で実現してゆくことが大切であり、将来は、コウノトリを通じた文化交流ができることが願い。と語られた。
本報告は、頭書国際会議2日目、分科会1「コウノトリの野生復帰を検証する」の報告の内のひとつです。全体の報告は、 「第3回コウノトリ未来・国際かいぎ」をご覧ください。
2005年09月26日 [レポート]